中国:エイズ支援者・胡佳氏、釈放

2006年03月30日 09時29分
 【大紀元日本3月30日】ハンストリレーに参加したため拉致され、1ヵ月半にわたり秘密監禁されていたエイズ支援の活動家胡佳氏は28日、自宅近くで公安当局に釈放された。妻の曾金燕氏が胡氏の釈放事実を確認した。ハンストリレーの発起人、人権派弁護士・高智晟氏は、胡氏の釈放に安堵の気持ちを示しながら、中共政権による民主活動家への迫害が止めない限り、胡氏のような正義者は依然逮捕の脅威に曝されていると指摘した。

 胡佳氏は2月中旬に北京で行方不明になった。国内のハンストリレー抗議活動に参加していた胡佳氏は、行方不明になるまで毎日中共公安当局に24時間監視されていた。外部関係者は中共に秘密逮捕されたとみていたが、中共政権の関連部門は一貫として、家族の何度もの問い合わせに、堅く関与を否認し続けた。

 胡佳氏は北京在住の有名のエイズ支援の活動家でもあり、エイズの発症がもっとも深刻の河南省などの各地で、感染者に経済援助や、生活必需品の無料提供などのボランティア活動を続けてきた。

 胡佳氏が行方不明の40日間の間、妻の曾金燕氏は、頻繁に中共の各部局を訪れ、夫の行方を探し続けたが、中共関係者は関与を堅く否定する上、まったく対応してくれなかったという。なす術を失くした曾金燕氏は自分のブログ(日記方式)で、胡佳氏を探す困難の道のりを明かした。国連エイズ合同計画(UNAIDS)を含め多くの国際団体と人権組織も、中共政権に対し、早急に胡佳氏を釈放するよう要求し続けた。

 中共政権が胡佳氏を秘密逮捕、釈放したことについて、高智晟弁護士は以下のコメントを発表した。

 「まず胡佳さんと妻・曾金燕さんに、深く敬意を表する。彼らは本当に強い人だ。曾さんは、懸命に胡佳さんを探し続けてきた。その過程で彼女は社会に愛と真実の力を示し、心底から訴え続け、多くの人々が彼女の言動に深く感動した。

 胡佳氏の拉致と釈放は、中共政権による明白な犯罪である。こうした犯罪が現在も組織的に運営されているため、胡佳氏のような社会正義を訴える者は常に拉致される危険性に直面しているので、釈放されても諸手で喜ぶわけにはいかない。人間としての基本権利が犯罪的な手法で剥奪されている、しかも被害者はまったく抵抗できない。中共政権はほしいままに国民を圧制している。いつ逮捕するか、どのぐらい監禁するか、一切の説明はない。強権をふるうこの悪党は中国社会を犯罪天国とし、恣意に行動している。このような状況に身を置いて、本当に素直に喜べるだろうか。中共による脅威が永遠に消える日が来たら、私は必ず胡佳さん夫妻に深く頭を下げ、心から祝賀の意を表する。今はこの言葉を保留する」。

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