THE EPOCH TIMES

【党文化の解体】 序

2008年03月14日 11時07分

【編者注】大紀元時報は、中国共産党の本質を明らかにした連載社説『九評共産党』(邦訳:共産党についての九つの論評)を2004年11月に世に示し、さらに、2006年9月~11月にかけて、『解体党文化』(仮題:党文化の解体)を発表しました。『党文化の解体』は、中国共産党の体制下で作り出された変異した文化である「党文化」を徹底的に解剖し、「党文化」により中国共産党の悪性を注入されてきた中国人の盲従の鎖を断ち切るのみならず、「党文化」の害毒を近隣国として吸い込んできた日本人の幻想の霧をも晴らす覚醒の書であります。邦訳の連載は、本サイトが日本初公開となります。本連載にご期待ください。

 

【党文化の解体】序

 


 地球の東方で生活してきた中国人は、果てしなく広大な大地の上で、風俗がそれぞれ異なり、方言や訛りも千差万別であるが、結局何がこれら中国人をつなぎとめて一つにし、中国人を中国人たらしてきたのだろうか?それは同じ地域に暮らしているというだけでなく、更に重要なのは文化と伝統である。数千年来、中国人はともに天地を敬い、共同の先祖を祀り、共通の文字を使用し、同様な典籍を学習してきた…。それは、西洋人の目には、かつて「礼儀の国」として映ったものだ。

 しかし、同じ土地に暮らしていながら、今日の中国人は歴史上のどの時期とも異なるものとなった。小学校から大学に至るまで、中国人は簡体字で編纂された教科書を使用し、その必修課目は、二人のドイツ人が百年余り前に創立した、いかにして世界を潰すかという理論と、一介のロシア人がこの理論を応用した暴力的実践である。中国人は、かつて歴史的な伝統と係わりのあるすべてのものを「四旧」(四つの古いこと)として、燃やしたりこなごなに壊さなければならないと教えられた。中国人の今日の言語、風俗、習慣、思考方式は、かつての歴史上のものとは全く相いれないものとなり、伝統文化とも、世界とも同様に相容れないものとなってしまった。中国人は、自分たちがどこから来てどこに行くのか分からなくなり、自己を喪失した民族になってしまった。中国人の血脈は相変らずつながってはいるが、中華文明の薪と炎の伝承は、もうすでに切断された。文化的に見れば、中国人はすでに亡国の奴隷のようなものであり、それは決して誇張ではない。

 ヨーロッパとアジア各国を見渡しても、現代的進化の過程において、これほど徹底的に民族性を喪失したケースは、これまでなかった。もし高度の科学ハイテク技術の工業的要素を取り去ったとしても、日本人の場合には、相変らず伝統的な日本人の面影を見出すことができる。中国人から見れば歴史などないも同然のアメリカ人でさえ、 200年前の独立戦争当時と似ている所が数多く残されている。中国人の変化は、工業化・現代化の過程の中で避けられない自然のものではなく、強制的、人為的な過程とその結果だ。この変化は 、1949年から始まって現在までずっと続いている。古い世代は強制的に伝統を放棄させられたのだが、新しい世代はこうしたものが至るところに充満している環境の中で成長したため、これが中国人であり、中国文化なのだと思ってしまう。これこそがまさに、中国共産党が中国大陸で創造した文化的な奇形胎児「党文化」なのだ。

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