THE EPOCH TIMES

「あなたを好きになったことはない」 中国人の国連事務次長、潘事務総長に「本音」

2010年09月13日 07時47分
 【大紀元日本9月13日】中国人の国連事務次長・沙祖康氏はこのほど、夕食会の乾杯スピーチで、酒に酔って、潘基文・事務総長に本音ともとれる外交辞令らしくない発言をした。米外交専門誌フォーリン・ポリシー(Foreign Policy)が9日、国連記者の話として伝えた。

 同記事によると、中国の外交官、国連の経済社会問題担当の沙事務次長は、オーストリアのアルプバッハでの夕食会で潘事務総長に、「事務総長、あなたが私をきらいなのは知っている。私もあなたを好きになったことは一度もない」と述べたという。また、潘事務総長が自分を「追い払おうと試みてきた」と発言し、「いつだってクビにしていい、今日にでも」と挑発をした。

 沙氏はさらに、「(国連本部のある)ニューヨークなんかに来たくなかった。一番いやなことだった。しかし今は、国連を愛するようになってきたし、あなたの一部のことに感心の念も湧いてきた」と話した。

 沙事務次長はこの発言をした際、すでに酒を数杯飲んだ後だったという。会場にいたほかの外交官は話を止めようとしたが、果たせなかったという。

 沙氏はさらに非難の矛先を米国人外交官に向けた。「この人は本当に好きになれない。彼はアメリカ人で、アメリカ人ってやつはどうも好きになれないんだ」と本音ともとれる発言を次々と語ったという。

 翌日、公の場に顔を出さなかった沙事務次長は、朝早くに潘氏に面会を申し込み、直接謝罪したと国連関係者が伝えている。

 韓国・天安艦沈没事件以来、中韓関係に緊張感が漂っている。今回の沙氏の発言は、韓国の国民に、中国から見下されており挑発されているという印象をさらに与えるのではないかと同国連記者がVOAの取材に対して話した。

 VOAはさらに国連外交官の話として「中国がすでに成熟した大国に成長したかどうか、今回の件で疑問の念を抱かざるを得ない」と伝えた。

 07年から現職にある沙氏は、「鮮明な個性」で知られている。氏の独特な発言が度々中国のメディアやネットユーザーに取り上げられ、「沙祖康語録」として伝えられている。その中の一つは特に有名。

 「中国の人権状況はアメリカよりはいい。中国の人口はアメリカの5倍だから、中国の人権問題がアメリカの5倍あるなら、同じだと言えよう。ところが、我々の人権問題はアメリカよりも少ない。これは、中国の人権状況はアメリカより少なくとも5倍はいいということを意味している」というもの。

(翻訳編集・張YH)


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