邦人の臓器移植遠征地・中国瀋陽、生きた人体から角膜摘出の内幕

2006年03月24日 08時58分
 【大紀元日本3月24日】報道によると、2004、05年の2年間に、計108人の日本人が中国の遼寧省瀋陽市と上海市の病院で腎臓や肝臓の移植手術を受けていた。中国国内で実施している臓器移植に用いられている臓器に関して、中国衛生省は昨年大多数が死刑囚から提供されていると認めたが、最近、邦人の臓器移植遠征地である中国瀋陽では、6000人の法輪功学習者(1999年7月から中国当局により弾圧されている気功修煉する人々)を密かに収容した蘇家屯収容所の関連医療機関・遼寧省血栓中西医結合医院は、活きている法輪功学習者から臓器摘出している情報が元在日の中国人ジャーナリストによりリークされた。更に、当医療機関に勤めていた内部関係者(女性)がこのほど、大紀元の取材に、法輪功学習者の身体から生きたまま臓器摘出の詳細を証言した。その女性によると、自分の前夫は脳外科の医者で、主に角膜の摘出を担当していたという。本稿は、その女性から聞き出した、遼寧省血栓中西医結合医院で生きたまま角膜を摘出された法輪功学習者についての取材内容。
遼寧省血栓中西医結合医院のボイラー室の煙突と入り口







 問:なぜこのように秘密裏に行なうことができるのですか?

 答:数人が一緒に利益を山分けしているから、他の人に言わないのでしょう。一時たくさんの法輪功学習者が病院内の平屋に拘禁されていました。ご存知のように、当時、法輪功学習者を拘禁するとき、一人に一つの部屋ではなく、たくさんの人が一つの部屋に押し込まれて一緒に寝泊りしていました。時に便所に行って帰ったら、寝る場所がなくなる場合もあります。

 2003年に、蘇家屯病院内の、かつて法輪功学習者を拘禁していた平屋が取り崩され、撤去されました。監禁されていた人たちは多分病院の地下室に移されたと思います。もちろん、今、平屋のことを聞いても病院の管理者らは、その存在を認めないかもしれません。或いはそれが臨時就労者のために用意したものだと言い訳するかもしれません。

 問:院長の池明宇が「生体から臓器摘出と死体焼却炉」のことを知っていると思いますか?

 答:彼は知っていると思います。

 問:公に収容所を作ったことはなぜでしょうか?

 答:半公開というべきです。この病院は比較的有名ですが、心臓病、血栓症のような病気の患者でなければ、ここに来る人があまりいないので、それほど公になっているとは言えないのです。

 蘇家屯区は、瀋陽市の郊外にあります。蘇家屯区の他の病院で同じことをやっているかどうか、分かりませんが、医療機関の間に繋がりがあります。

 私達は病院内の日常消費物質が急に増えることに気付きましたが、なぜこれほどたくさんの人が病院に入れられたのか分かりませんでした。職員は皆通勤バスで院外から通っているから、院内のことにあまり関心を持っていません。且つ、当時は法輪功が良いものなのか悪いものなのかも知らなかったのです。

 瀋陽市に法輪功を練習する人がたくさんいるから、逮捕された人も多いです。当時、北京や広州などの都市より、瀋陽市の弾圧が少し遅れて、全国で弾圧し始めてからも、瀋陽市の法輪功学習者がまだ外で一緒に煉功していました。2001年「焼身自殺」事件以後から、瀋陽市で本格的な弾圧が始まりました。

 問:あなたは生きている人から臓器を摘出することをどこから知ったのですか?

 答:2003年の正月の時、私達の家に新年の挨拶に来た人たちは、将棋や麻雀をする際に、話の中で生きている人から臓器を摘出したことに触れました。前夫が簡単に金を稼いていることを知っていましたが、どうやってそんなに稼いたのか知らなかったです。その後、前夫がそのことを私に打ち明けました。

 前夫は2001年に蘇家屯病院に就職したのです。最初は研修医でしたが、間もなく脳外科の主治医に抜擢されました。2003年初めの頃から、私は前夫がよくぼーっとしていることに気がつきました。時に彼がソファーのクッションを抱いてテレビを見ているとところ、テレビの電源を切って上げても、彼はまったく気がつかない場合がありました。

 一時期、前夫は勤務先を変えたいと私に話しました。私は不思議に思いました。こんなによく稼げるのに、仕事を変えようとするのか分かりませんでした。その後、徐々に彼はシーツを濡れるほど寝汗を掻いて、悪夢を見るようになり始めました。仕事のストレスが大きすぎるのではないかと思いました。彼は時に私の父親と長時間にわたり書斎の中に閉じこもって話していました。彼はそこから離れて別の職場に転勤できるように、父親に頼んだようです。なぜか、誰も彼に仕事を変えてくれませんでした。

 私は非常に心配していたので、彼に直接事情を聞いたことがあります。その時、私はすでにある程度実情を知っていました。私の友達は蘇家屯に拘禁していた法輪功学習者を目撃したことがあります。みんなが馬三家労働教養所や大北刑務所から大勢の法輪功学習者が送られてきたことを知っていました。しかし、みんながあまり気にしなかったのです。この病院で働いている人はほとんど高級幹部の子弟で、私達は小さいときから身につけた習慣があり、つまり、自分に関係がないことには構わないことです。

 私のある同級生の兄は2002年にこのことを携わったばかりに、すぐ外国へ行きました。数例の手術を行っただけで出国しました。

 問:あなたの前夫はどんな手術を担当していましたか?

 答:前夫は角膜を摘出する担当医でした。最初は手術を受ける相手が同意しているかどうかを知りませんでした。初めて摘出を執刀した時、相手はすでに麻酔をかけられて反応がなかったので、活きている人とは最初気づかなかったようですが、すぐに生きている人から臓器を摘出していることが分かりました。しかし、臓器をどこに売ったか、臓器や死体をどこに送ったかに関して尋ねることをしませんでした。手術を指示した人は「あなたはすでにこの船に乗ったのだから、一人を殺すのも、何人を殺すのも同じである」と前夫に言いました。

 彼は今報いを受けており、自分で車を運転するときにもかなり緊張を感じるなど、正常に暮らすことができないのです。

 2003年頃から、(衛生)局の中に多くの人たちはすでにこのことを知っていました。職員の家族だけではなく、外部の人たちに知っている人も居ます。

 前夫の話では、腎臓の移植を待っている患者は別の病院に待機しており、蘇家屯の病院で腎臓を摘出してそこへ持っていくのです。その後、死体をどう処理したのか分かりません。蘇家屯の火葬場か、病院のボイラー室(死体焼却炉に改造した)に持っていたかもしれません。

 一人からただ角膜だけを摘出するはずはなく、他のところに運ばれ、その他の臓器を摘出される可能性は高い。これは殺人と何の変わりもありません。

 私はこの事によって夫と別れました。もし夫の浮気くらいであれば、まだ我慢できるかもしれません。彼が私にこのことを語ってくれたから、まだいくらかの良心を持っていると私はそう信じています。もし、彼が直接に私に言ったことでなければ、私はどうしても信じることができません。彼は自分の口で私に話してくれたのです。わざと自分で自身に泥を塗る人はいないでしょう。

 問:執刀した人は別の医者もいますか?

 答:執刀した人は別の医者もいます。私の前夫は角膜の摘出を担当するだけで、他の臓器の摘出は、別の医者に担当されています。

 問:どこから蘇家屯病院に監禁されているのがみんな法輪功学習者であることを知ったのですか?

 答:監禁されているのはすべて法輪功学習者であり、法輪功学習者だけです。刑務所に監禁されている受刑者なら、家族が知っているから、家族が面会に来るはずです。法輪功学習者だからこそ、家族に知らされないままここに移送されるのです。かつて馬三家労働教養所と大北刑務所には多くの法輪功学習者を監禁していましたが、今はほとんどいなくなりました。毎日「釈放される」人がいるのですが、これらの人はどこに行ったでしょうか?

 蘇家屯収容所に連れていかれた法輪功学習者は、法輪功の修煉を固く堅持する人たちです。この人たちの多くが絶食して抗議していたから、身体がすでにかなり虚弱になっている。そこですべての人に一枚の紙が渡されて、「もし法輪功の修煉を放棄する意思があれば、紙に拇印を押して、すぐ釈放される」と言われるかもしれない。一人ずつ連れ出されるから、中にいる人たちは真実を知らなく、釈放されたと思うかもしれない。あるいは、外に連れて行って治療を受けさせると知らされるかもしれない。連れ出された人は麻酔剤を注射されて意識が無くなります。

 問:2000年中国大陸ウェブサイトの報道によると、蘇家屯で政治学習会を行い、法輪功を誹謗して迫害を煽ったそうですが?

 答:私は知りません。前夫は時に病院の寮に泊まり、これらの事をあまり口にしません。電話をかけてきて「忙しいから家に帰れない」と言って、帰ってこないことがよくあります。

 前夫は被害者が皆法輪功学習者であることを知っていました。他の執刀する医者も法輪功であることを知っていました。当時彼らは法輪功を迫害するのが犯罪ではないと教われて、共産党の敵を片付ける気持ちでした。手術台に載せられた人は意識不明の状態か、精神がおかしくなった人でした。角膜を摘出された人は、老人と子供が多かった。

 前夫は口封じのために殺されることを恐れて、外国へ出ることにしました。彼には真実を語る勇気がなく、必ず秘密を守れると、周りの人はそう信じていました。

 問:この数年間に、被害者の家族が人を探しに来たことはなかったのですか?

 答:2001年から2003年の間に、ただ一度、一人の農民が自分の家族がここに拘禁されているどうかを尋ねに来たことはあります。これは極秘なことですから、当然関係者以外、誰も知りません。逮捕される時に逮捕状もなく、釈放される時に釈放証明書もありません。

 迫害はどう言っても迫害です。人道上から言えば人間性が喪失した行為である。中国人として、とても悲しいことです。これは中国人同士を殺しているから、南京大虐殺と違い、自国民を虐殺しています。法輪功学習者であるかどうかにかかわらず、自分の国民を殺すというのは、あまりにも残忍すぎます。

記者・周敏軍
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