中国山西省臨汾ランクイン=世界でもっとも深刻な汚染都市

2006/10/25 09:16
 【大紀元日本10月25日】米環境組織のブラック・スミス研究所はこのほど、世界でもっとも深刻な汚染地区として10箇所を発表し、その内の3箇所はロシアにあり、中国では山西省臨汾地区がランクインされた。

 これらの地区では、鉛を含む重金属が主要汚染源であるとされており、1千万人が影響を受けているという。ブラック・スミス研究所が発表したリストは、世界各地の科学者および環境機構の調査によるもので、一部の地区に対してすでに汚染を除去する処置を取っているという。

 *環境および健康

 同研究所の責任者リチャード・フラ氏は、これらの地区は長期にわたる汚染が蓄積され、環境負担の加重および人体への直接的な影響がもっとも懸念すべきであるとの意見を示した。同氏は、「一部の地区の住民は、中世紀時代の人の寿命と同じで、奇形の赤ちゃんも見慣れてしまい、少しも珍しくない。児童が喘息病にかかる率が90%と高く、反応が鈍いのもそれらの地区の地方持病になっっている」と語った。同氏は、一部の国の国民寿命は元々先進国より短いが、しかし、これらの国の汚染深刻地区の住民の寿命はさらに短いと指摘した。

 *山西省臨汾地区、深刻な汚染都市ランクイン

 ブラック・スミス研究所によると、リストアップされた一部の国に対してすでに環境修復項目に取り組んでおり、それによって、他の都市も自ら対処措置を講じるように促す願いであるとし、環境修復項目は水の供給システム浄化、教育に及んでおり、特に児童に対して、深刻な汚染地区を避けることを重点に置いているという。

 2003年および2004年の2年連続で、中国でもっとも深刻な汚染都市10箇所のトップの座を占めた山西省臨汾地区は、典型的資源型都市で、石炭・鉄工業が主要産業である。臨汾は2005年に汚染処理システムが正常に運転できていないため、再びランクインされた。

 *世界におけるもっとも深刻な汚染都市ランキング

 ・ウクライナのチェリノブイリの放射能汚染

 ・ロシア西部チェリャビンスク:冷戦時代における化学兵器生産地、1957年に核兵器工場 で事故が起こり、3万人を超える住民が被爆した。現在もその後遺症が残っている

 ・中国山西省臨汾地区:中国石炭工業地区

 ・ジンバブエ共和国カブエ地区:鉱業および製錬地区

 ・ドミニカ共和国アイナ地区:電池回収および溶解作業による鉛の汚染が深刻化

 ・インドのラニベイド地区:300万人が製革業の廃棄物の汚染を受けている

 ・ペルーのラオロス地区:鉱業地区による鉛の汚染が深刻化

 ・キルギスタンのバイリサイ地区:核廃棄物の放置地区

 ・ロシアのノリアスク地区:工業汚染

 ・ロシアのルドナヤプリスタン地区:鉛製造業地区

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