【大紀元日本4月15日】二松学舎大学教授・小川晴久氏の呼びかけで、有志で結成した市民団体「北朝鮮強制収容所をなくすアクションの会(NO FENCE IN NORTH KOREA)」=共同代表:砂川昌順氏、小沢木理氏=が13日、都内千代田区永田町の星稜会館で発足記念集会を開き、脱北者8人余が参加し、その北での強制収容所の体験を生々しく証言した。
今回は特に女性の脱北者であるキム・ムンスクさんが証言に参加し、その監獄での取り調べ中に遭遇した記憶を回想し、「ご来場の女性の聴衆の方々にはご迷惑かも知れませんが…」と前置きした上で、自身の性的な虐待という忌まわしい体験を涙ながらに訴えた。
キムさんは、80年代に夫が政治犯として連行され、その後90年代に入り親戚一同も連座で連行されるに至り、その家族が崩壊し脱北を決意したという。先に、息子を中国の丹東に逃がし、その後娘二人を連れて中国入りしたが、第三国に出国する寸前のベトナムで公安に逮捕されて強制北送され、北の監獄で約5ヶ月間にわたり取り調べを受ける中で、人権無視の性的な虐待に遭った。
キムさんは逮捕後に北のオンソンにある留置場に送られ、「中国人民元を陰部に隠しているだろう?」と獄卒に言われて、その着衣を脱がされて全裸にされスクワットを100回あまり強制されたという。しかし、人民元が出てこなかったために一緒に連行されたその実の娘もまた全裸にされ、互いに陰部をまさぐって金銭を取り出すよう指示された。しかし結果、その娘さんが指示によく従わなかったために殴るけるの暴行に遭ったという。
キムさんによると、一般に強制北送された女性はすぐに妊娠しているかどうかがすぐにチェックされ、妊娠が判明した場合には出産しても「中国の種を宿してきた…」とその場で即刻新生児が殺されるか、もしくは妊婦ごといずこかに消えてその胎児は強制堕胎されるのが結末だという。
さらにキムさんは、「北朝鮮の女性には、中国で金を稼ぐと陰部の奥深くにこれを隠して家族の元に戻ってくる人がいます。これらを手で取るのは非常に困難なため、しばしば獄卒が器具を使って取り出そうとするのですが、あまりの激痛のために失神する人が後を絶ちません」と明かした。
北朝鮮では、権力機構である労働党、軍や公安の幹部を除き、既に配給制が一般庶民レベルでは事実上崩壊しているため、ピョンヤンの金総書記が通る「一号道路」を一歩奥に入った裏路地では、ジャンマダン「闇市」が横行している。そこでの売り子たちは皆が逞しい北朝鮮の女性たちだ。これらの女性たちの中には、さらに商魂たくましく丹東や延吉などの中朝国境地帯をまたいで稼ぐ行商人もおり、強制北送の憂き目に遭って家族のために犠牲になる人も少なくないのが現状だ。
(記者・青嵐)
(08/04/15 06:08)
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