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(Justin Sullivan/Getty Images)

30歳以下の胸部レントゲン検査は一部の女性の乳がんリスクを高める=オランダ

 【大紀元日本12月8日】

 オランダのフローニンゲン大学メディカルセンターのウェイデ博士(Marijke Jansen-van der Weide)ら研究チームは、12月1日北米放射線学会(RSNA)の年次総会で、30歳以下の胸部レントゲン検査(以下、マンモグラフィ検診)が、家族性乳がんあるいは遺伝的素因を持つ女性の乳がん発症リスクを増加させるとの研究結果を発表した。研究者らはこれらの高リスクの女性に対しMRIによる代替検診を勧めている。

 この研究では乳がんリスクに関する47の研究のうち6つを選び、合計9420人を対象としたデータから放射線被曝によって誘発された乳がんの発症リスクを算出した。

 その結果、家族性乳がんや遺伝的素因を持つ高リスクの女性の中で、マンモグラフィ検診を受けた女性の乳がん発症リスクが、受けていない女性の1・5倍になることがわかった。さらに、20歳以前にマンモグラフィ検診を受けた女性、あるいは5回以上受けた女性は同じ高リスクで、受けていない女性に比べ2.5倍になることも研究で明らかとなった。

 一般的にマンモグラフィ検診による乳がんの早期発見は、生存率の向上に大きく貢献しており、特に高リスクの女性にとって乳がん検診は不可欠といえる。しかし、若い女性、特に30歳以下の女性は、マンモグラフィ検診を慎重に捉え、MRIなどによる代替検診も検討すべきであると、ウェイデ博士は指摘する。

(翻訳編集・心明)


 (09/12/08 05:00)