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(THOMAS LOHNES/AFP/Getty Images)

抗菌石鹸の使い過ぎは体によくない=米研究

 【大紀元日本12月29日】清潔志向の強い現代人。抗菌を謳った石鹸やスプレー、台所用品などが巷にあふれている。しかし、米ミシガン大学公衆衛生大学院(University of Michigan School of Public Health)の研究報告によると、殺菌効果のある石鹸を多く使用することは、体によいとはいえないという。

 11月30日付け米サイエンス・デイリー電子版によると、抗菌石鹸にはトリクロサン(Triclosan)という化学物質と高いレベルのビスフェノールA(BPA)が含まれており、子供が抗菌石鹸を多く使用するとアレルギーに罹るリスクが高くなるという。一方、成人は、芳香族化合物であるBPAの過度の使用により、免疫系統によくない影響をもたらすという。

 トリクロサンは抗菌石鹸や歯磨き粉、おむつ、医療設備などに使われている。一方、BPAは合成樹脂の原料で、おもにプラスチック容器やドリンクの缶の内側に使用されている。この2つの物質は殺菌化合物に属し、生体にホルモンと似たような作用を起こしたり、逆にホルモン作用を阻害したりすることから「内分泌かく乱物質(EDCs)」、別名「環境ホルモン」と呼ばれている。

 研究に携わった同学院のアリソン・アイエロ(Allison Aiello)助教授は、子供の時にある程度の雑菌に触れることは必要であり、抗菌製品の多用により生活環境が清潔すぎると、ヒトの持つ免疫系統の発達を阻害すると話している。

(翻訳編集・市村)


 (10/12/29 07:00)  





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