THE EPOCH TIMES

中国人ピアニスト・ランラン、英国コンサートで大失態

2011年06月04日 08時28分

 【大紀元日本6月4日】中国の著名なピアニスト、郎朗(ランラン)さんが5月29日の英国コンサートで大失態を演じた。コンサート終了間際に一人の中国人男性が花束を持ち登壇して、1989年中国当局に武力弾圧された「六四天安門事件」の犠牲者を追悼する曲の演奏をリクエストした。それを聞いたランランさんは顔色を変え、慌てて警備員を呼び、アンコールにも応じなかった。同中国人男性は警備員に現場から連れ出された。

 男性の名前は郭俊(音訳)。英国ウェールズの首都カーディフの聖デビットホールで開かれたランランさんのコンサートで、郭さんは許可を得て壇上にあがり、ランランさんにダイアナ元妃の葬儀で演奏された「Candle in the wind」をリクエストした。それを聞いたランランさんはいい曲だと言葉を返したが、男性は続いて「この曲を天安門での武力弾圧でなくなった有志たちの魂に捧げる」と言葉を足した。それを聞いたランランさんは顔色を変え、警備員に男性を舞台から降ろさせた。観衆が一時騒然となった。

 事件後、郭俊さんはメディアの取材に対して、自分は早い時期に上海から英国に移住した華人であると語った。キリスト教徒でもある郭さんは、壇上に上がる際に持っていた白い菊の花束はランランさんにではなく、中国共産党の独裁体制で殺された大勢の中国同胞に捧げる花である、と述べた。

 郭さんは本紙の取材で、「私は最初、ランランさんのコンサートで横断幕を掲げて、『音楽の天才、ホワイトハウスを響かせ、中共に媚を売り、喜んで奴隷になる』との文言を書き入れようとしました。後でこの考えを止めました。彼も大勢の中国人同様に、中共に洗脳、利用されているからです」と語った。

 ランランさんの反応について、郭さんは嘆いた。「彼は真に奴隷になりました。もし、彼があの場でこの曲を演奏したら、彼は本物の中華民族の子孫で、民族の英雄となるところでした。しかし、彼は英雄になれる道を歩まず、奴隷の道を選びました」

 今年1月19日にも、胡錦濤主席を招待するオバマ大統領主催の晩餐会でランランさんが「わが祖国」を演奏したことが話題になっていた。同曲は反米愛国ソングとして広く知られ、ランランさんはこの曲を選んだ理由について、「この曲をホワイトハウスの晩餐会で演奏することは、中国人にとって大変な誇りになると思った」と語った。

 郭さんの話では、コンサートの休憩中に、ピアノの台にランランさん宛の手紙を置いたが、読まれた後に捨てられたという。この手紙はこのように綴られていた。「ランランさん、あなたはホワイトハウスであの反米ソングを演奏したときに、すでに自分の芸術家の歴史に汚点を残しました。あなたはまだ若くて、芸術家としての生涯はまだ長いのです。中国共産党政権が崩壊したときに、国民はあなたの汚点を受け入れますか。中国の観衆に顔向けできますか。再度熟慮してください」

 郭さんは、自分の今回の行動は国際社会に対し、中国の現実に目を向けるよう呼びかけるためでもあると語り、「中国当局は貧困な生活を送っている大勢の国民を顧みず、国際社会に巨額の金をばらまいて浸透を図り、経済的利益をエサに、その深刻な人権状況に対する国際社会の沈黙を買っている」と非難した。

 また、ランランさんのような中国国民の現状について、郭さんは次のように語った。

関連キーワード
^