ハリケーンで死者数千か、ニューオーリンズから市民撤退

2005年09月01日 13時25分
【大紀元日本9月1日】米国ルイジアナ州ニューオーリンズ市は、米南部に上陸したハリケーン「カトリーナ」による被害が更に拡大したため、市長が、死者が数千にも達しており、ニューオーリンズから完全撤退するよう市民に警告を出した。AP電8月31日が伝えた。

 市長のネージン氏は、「たくさんの死体が水中にある」と語り、屋根裏にも多くの死者がいると述べ、具体的な人数については、少なくとも数百、恐らく数千だと答えた。この数字からして、「カトリーナ」は1906年サンフランシスコ大地震以来最悪の自然災害になるとみられている。

 死者数に関する恐ろしい予測のほか、ニューオーリンズ市内は絶望的な状況で、道路の水位が上がり続ける一方、銃声も鳴り響き、数百人が商店街の店舗やデパートを徘徊し、商品の略奪行為が横行していた。

 ネージン市長によると、全市からの撤去が進行中であり、市の正常運営までは、二、三ヶ月かかるだろうという。

 31日夜から、約2万5千人が市内のアメリカンフットボール競技場「スーパードーム」に避難し始めた。ドームのエアコンは作動せず、トイレは壊れ、シャワーもできず、息苦しい被災民の不満が高まっている。

 人口50万のニューオーリンズ市は、「カトリーナ」の到着前から撤退を始めているが、ネージン市長の推定では、まだ5万人ないし10万人が市内に残っている。これから毎日1万4、5千人の撤退計画で進める予定という。

 ブッシュ米大統領は同日、飛行機でニューオーリンズ市とミシシッピ州の被災区を視察した後、ホワイトハウスで対策閣議を開き、テレビを通して「米史上最悪クラスの自然災害に見舞われた」との緊急声明を発表した。

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