四大銀行の香港上場は、遥か遠い道程

2005/07/15 07:22
 【大紀元日本7月15日】中国で5番目の大銀行の交通銀行が予期したとおり上場した。 強力な宣伝のおかげで今のところは期待通りの販売を獲得したが、株価の安定を保証するのはやはり長期的な難題である. なぜなら、株式市場の安定は企業の経営管理に基づくからである.

 今、投資家の関心事は四大銀行の上場であろう。以前からスキャンダルの影響を受け、ずるずる上場を延期している四大銀行だが、近ごろのパフォーマンスは投資家を大いに失望させている. 中共の敏感日、7月1日(全世界脱党デー)が到来する前から、 すでに金袋は底割れを始め、 中小金融機関との遣り繰りに乏しさを増している。

 6月28日から30日まで、3日間連続して、四大国有商業銀行(工商銀行、 中国銀行、 農業銀行と建設銀行)は銀行間市場の逆買い戻し取引にてオファーもなかった。同時に、7日間、買い戻し利率は小幅上昇の1.11%のレベルに達した。

 四大国有商業銀行はずっと市場の資金供給者の役割を果たしてきた。 その他の中小銀行を含む全ての金融機関は彼らから融資を受け、その資金を他に運用することで収益を上げている。通常逆買い戻し取引の中で主役であるはずの四大銀行が退き始めたのは、彼らはすでに無力になり始めたことの現われではなかろうか?

 専門家の話によると、資金交易上、四大銀行がくしゃみをしても、その他の中小金融機関はひどく風邪をひくという。 2003年の下半期、中央銀行が預金準備金率を引き上げた後に、この手はすでに一回演じたことがある。その当時、市場の資金流通がタイトになり、都市銀行など中小金融機関の資金が流失した。

 いかに中小金融機関のこのような苦境を解決するかは、 すでに中共の金融改革の一大難題となった. 債券研究専門家は、 銀行業の同業組合は利率問題上、調和(統一した利率提示)があるべきで、このような競争局面を変えていかなければならないと述べた。

 江南信託固定収益部研究員は四大銀行が短期間内に利率を引き上げても、一時的効果に終わり、最終的には利率がまた下り、四大銀行の損失はもっと大きいだろうと述べた。

 四大銀行を維持させ、 その利潤を保持させるためには、 政策的に利率かさ上げするしかない、もしかしたら中小金融機関が損を被るかも知れないが、 実際のところは機関が損をすることはありえないので、 結局は消費者に転嫁される。それはつまり苦難の中国庶民が被害を受けることになる。現在政策を制定し、利率を高めて、 難関を潜ることはできるが、 しかし、目先の利益に目がくらんで今後常にこの手を使えば、 庶民の消化吸収能力にも限界があり、 銀行の収益情況はますます悪くなる。すでにその兆しが見え始めたのである。

 メディアを利用してでっち上げることで、 香港と海外の民衆に一時的に株券を買わせ、 一寸逃れできたが、 世論を代表するメディアがないところで、 如実に投資家の中共経済に対する気がかりに対応した。 中遠控股、 晨訊科技など三つの新規株は6月30日に香港上場初日に発行値を割った。三つの新規株が初日に発行値を割ったことは香港証券市場史上始まって以来のことである。

 今、もし四大銀行が香港で上場すれば、果たして、 その運命はどうなるか? 予想がつかない. 通常投資家に提供されている中共の独裁性、 偽ニュースを作る能力と金融市場に関与する能力も人々に自信を持たせることができなくなるだろう。 四大銀行上場の道程は遥か遠い。
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