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【玉山-雄鷹展翅】(鷹が翼を広げる)=撮影・洪昭明氏

【台湾通信】玉山 雄々しく空へ翼を広げよ!

 【大紀元日本3月30日】日本の皆さん、こんにちは。

 前回は台湾最大の湖である日月潭をご紹介しましたが、今回は、日月潭と同じく南投県に位置し、台湾のみならず東北アジアで最も高い山・玉山をご紹介します。

 台湾の中央山脈の頂上で、標高3,952mの玉山主峰は、台湾の最高峰で、現在、玉山国家公園管理処によって管理されています。日本人の皆さんは玉山の名前をよく知らないかもしれませんが、日本の植民地統治時代には、富士山より高いことから「新高山(にいたかやま)」と命名され、広く知られていました。当時の台湾総督府が、国立公園委員会を設置し、新高山国立公園の制定を立案しましたが、太平洋戦争勃発によってこの計画案は実現されませんでした。

 1972年になって、台湾政府が制定した「国家公園法」によって、玉山は保護山岳地域に指定されました。玉山国家公園は、台湾の総面積の3%(10万ヘクタール余り)を占めるだけですが、亜熱帯から温帯、寒帯にいたる気候層を備えているため、広大で豊かな森林相をもっています。

 
【玉山-叱叱風雲】(風雲を震わす)=撮影・洪昭明氏

記者は大学一年生の夏休みに、玉山の登頂に成功しました。三泊四日の玉山登りは二日目からスタート。「塔塔加」というところから「排雲山荘」という山小屋まで、一日に7時間を超える、気力が頼りの山登りでした。高度の変化につれ、目の前の景色も変わり、周りには雄大な風景が広がっていきました。途中、高山病らしい症状が出ましたが、負けたくないという若者の意気によって、当日のうちに、同行する登山隊と一緒に山小屋に着きました。その夜は、激しい落雷が山小屋より低い山群に落ち、ぴかぴか閃いており、雷より高いところに立っているのではないかと思われたものです。

 
【玉山-雲浪】(雲海)=撮影・洪昭明氏

翌朝は、4時過ぎに山小屋を出発し、頂上を目指して山の強風を凌ぎながらただひたすら一歩一歩前進したという印象がいまだに鮮明に残っています。頂上に立った時、言葉に言い表せない快感、満足感が沸き起こり、前日の疲れが一掃されました。霧の立った頂上では、ガイドさんが、「右手は太平洋側で、左手は台湾海峡と大陸側だ」と説明してくれました。頂上では、霧と陽射しの相互作用によって大きい光輪(その現象を“観音輪”と言う)があちこちに現れる不思議な光景が見られ、とても地上にいるとは思えませんでした。

 玉山は、冬の時期は雪が積もりやすいため、台湾の乾季、つまり秋の時期に登るのがいいと言われています。

 詳しくは、台湾内政部・玉山国家公園管理処ウェブサイトをご覧ください。http://www.ysnp.gov.tw/jp/02.asp (日本語バージョン有り)

注1)写真提供者である洪昭明氏は、「自然風人文空間工作坊」の主要メンバーで、台湾山岳文教協会理事、台湾原住民族産業発展協会理事などを務めておられます。台湾全島、中国、アメリカなどに足を運び、自然と人文の調和美を撮る「撮影の達人」です。【台湾通信】への写真提供に心より感謝申し上げます。

 2)この記事の完成と時を同じくして、中国蘇家屯・臓器売買事件が暴露されました。記者の現在の心情を次の短文で記すことをお許しください。

 
中国の法輪功学習者の蒙っている苦難が

 過酷であり、

 悲惨であったこの7年

 私は

 海、雲、山を越えて、

 翼を向こうの空へ広げ、

 尊い魂を空から慰めてあげたい


 (台湾=記者・蘇燕)

 (06/03/30 09:53)  





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