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実境の世界は、常住不滅であり、永遠に各種の光芒を放っている。(「西方極楽世界漫遊記」より、絵=大紀元)

「西方極楽世界漫遊記」(1)

作者:李大衛

 【大紀元日本9月15日】悠久な源流を持つ中華文化は、「儒、佛、道」をその主流とする。インドから仏教が東に伝えられた後、中国人は「修道して佛になる」道を探求し、この宇宙には三千大千世界があり、三千大千世界に諸仏が存在し、それぞれの佛には厳かな世界があることも知った。

 現在、仏教の僧侶と居士が顔を合わせるとまず口にするのは「阿弥陀仏」である。心から「南無阿弥陀仏」を唱えれば、臨終の際には阿弥陀仏に手を引かれて、西方極楽世界に往生できると、多くの人は信じている。念仏するだけで、深奥な佛理に触れる必要はなく、ただ一心不乱に念仏すればいいので、多くの仏教徒は浄土法門のこの修行方法に惹かれている。『仏説阿弥陀経』の中に、西方極楽世界に関して多くの描写があったが、多くの人にとってその世界は謎のままである。

 1967年の農暦10月25日、当時「文化大革命」の最中、福建省得化県の寛浄法師が、九仙山の弥勒洞で座禅をしていた時、突然観音菩薩によって西方極楽世界に連れてゆかれ、羅漢洞、忉利天、兜率天、九品蓮華の各境地を参観し、そのうえ阿弥陀仏にも拝見した。

 人間世界に戻ってみると、すでに1973年の農暦4月8日になっていた。寛浄法師の感覚では、極楽世界に行っていた時間は約20時間位のはずであったが、人間界に戻ると、すでに6年5カ月が経っていた。後に、1987年4月、法師はシンガポールの南海普陀山で行われた講演で、この体験を語った。その内容は俗家の居士によって整理され、『西方極楽世界漫遊記』という小冊子になり世に伝えられている。

 兜率天で虚雲と弥勒菩薩を拝見

 観音菩薩が、「円観老法師」に変化して、寛浄を兜率天に連れて行き、(兜率天とは、欲界の中の第四天である。欲界とは、三界の一つで、あと二界は色界と無色界) そこで寛浄法師はかつて師事していた恩師の虚雲老和尚、および妙蓮和尚、福栄和尚に会った。

 寛浄が人間界に戻ってからの講演によると、「兜率天」の天人は、われわれ娑婆世界とは違い、身長が三丈余(約10m)あるという。そして、虚雲老和尚は、「あの円観老法師という方は、実に、多くの人が佛号をあげている大慈悲、救苦救難の観音菩薩である」と教えてくれた。

 さらに、虚雲老和尚は、寛浄にこう言った。「あなたが人間界に戻ったら、よく同門の弟子たち、同修たちに伝えなさい。戒律を師として、昔の方法を守って修行し、維新をしてはならず、僧侶の制度を改めてはいけないと…」。

 その後、彼らは「兜率天」の内院に行き、弥勒菩薩を拝見した。弥勒菩薩は、人間界で言っているような「腹をかかえて大笑い」する様子とは違い、本当は法相が厳かで、容貌は非常に殊勝であった。

 (続く)

(翻訳・太源)

(07/09/15 09:00)



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