【大紀元日本11月20日】チベット亡命政府サムドン・リンポチェ主席大臣(総理)は、インドで開かれたチベット人大会で、ダライ・ラマ14世が提唱する「中間路線」を放棄することが決定した場合、亡命政府はチベット独立を推し進めることを明らかにした。
インド北西部のダラムサラにあるチベット亡命政府本部で開いた会議で、数百人の亡命チベット人はチベットの今後の政策方針を探った。亡命政府と中国側との進展のない対話に対して不満の声が上がった。参加者はチベットの自治権を求める「中間路線」というダライ・ラマの提唱を放棄し、独立することを唱えた。
1998年にダライ・ラマが独立を求めず、自治権を求める「中間路線」を提唱してから、亡命政府の政策に関する大きな再検討は初めて。
サムドン・リンポチェ主席大臣は、「われわれは真の民主制度の実現に尽力している。民主とは、すなわち、民衆の意見を尊重することだ。大多数の人が現行政策と異なる路線を求めるのであれば、われわれは快くそれに従う」と語った。
今回の会議に対して、中国外務省スポークスマン秦剛氏は北京で開かれた記者会見で、チベットと中国を分裂させる考えは必ず失敗に終わると警告した。秦氏は「所謂チベット亡命政府は、世界のどこの政府からも認められない」と発言した。
一方、評論家らは、今回のチベット人大会は中国に対して、中国側が妥協しなければ、中国政府への抵抗はさらに強まると見ている。
少し前に、ダライ・ラマの特使は北京で開催された中国政府間の会議で、地区政府権利を強調する「真の自治覚書」を提出した。チベット関係者によると、ダライ・ラマは今後の方向性は後継者自身に決めさせる考えであるという。
これに対して、中国側はチベットが独立または半独立の実現は永遠に不可能だと強く否定した。情報筋によると、北京側がすでにチベットへの保安を強化したという。
ダライ・ラマは8月に腹痛で入院し、10月に胆石切除手術を受けたため、今回の大会には参加しなかった。
(翻訳編集・余靜)
(08/11/20 05:28)
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