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陳水扁前台湾総統汚職を否定、台北地裁保釈判定

 【大紀元日本12月18日】公金横領などの罪で起訴された陳水扁・前総統はこのほど、台北地方裁判所へ移送され、3時間あまりの審査を受けた。台北地裁は、陳前総統がこれまでの調査に応じすべて出廷し、亡命する懸念もないことから保釈した。しかし、出国は禁止、住所先の確定などの条件を付けた。

 陳前総統の弁護士・鄭文龍氏は13日、台湾司法は正しい歴史を再び書き遺したとし、今後は正常で公平な弁論の余地を被告に与えたことを示した。

 一方、中華民国最高検察署特別調査チームは12日に最初の審査で、陳前総統が横領した公金は総統府機密費、龍潭土地収賄、南港展覧館の収賄で合計4億9415万台湾ドル(約14億8245万円)および873万5000米ドル(約8億362万円)に上り、陳前総統一家4人に対して「重刑」を求めるほか、前総統府副秘書長・馬永成氏等10人も起訴した。

 地裁の尋問に対して、陳前総統は自ら弁護を行い、無罪を主張した。検察側と激しくやり合う場面もあった。

 *陳前総統、自己弁護に尽力

 陳前総統は、総統府機密費は「特別中の特別費」だとし、李登輝前総統や馬英九現総統に比べ、「2人は決して私より清いとは言えない」と断言した。

 陳前総統は検察側が起訴した龍潭収賄疑惑に対して、総統の職権は憲法では明確に示されているとし、総統府の基に設けたあらゆる諮問チームが下した決定は、あくまでも建設的意見であり、最終的決定は行政院が行なうことから、総統は管理する権利がない以上、汚職は成立しないと主張した。

 陳前総統は、在任中に自分の知らないところで、一部の人が裏で権利を濫用して事件を起こしたことについては、自分が汚職したことにすり替えられるべきではないと主張した。例えば、龍潭収賄疑惑の中に辜仲諒氏などの重要証人たちからは、検察側が指摘したコミッションについていまだに証人はいないなどと例を挙げて訴えた。

 法廷での問答は3時間に及び、裁判官は陳前総統の保釈を決定した。陳前総統の弁護団は、検察側が挙げた事案はすべてがでっち上げだとし、前総統は正規の政治献金を受け取ったのであり、汚職はないことを主張した。

 一方、検察側は陳前総統が犯した罪は重大で、収賄金額は史上最高であるとし、事件発覚後幾度も司法に対して不敬な言葉を発し、国民からの重大な期待に背かないことから、総統就任時の宣誓内容に従い、もっとも重い刑を罰せ、公民権を剥奪すべきだとした。

 検察側は馬永成氏、前総統府オフィス主任の林徳訓両氏が犯した罪は、単なる総統の命令を遂行するためであり、個人的に利益を獲得する不良な動機はなく、検察側に協力した姿勢に鑑み、処罰を軽くするよう求めた。

 また、前総統府出納係の陳鎮慧氏について、検察側は、総統府機密費事案の中では汚職の罪に相当するが、マネーロンダリングに関して、陳氏は前総統や前総統夫人、オフィス主任の指示に従い、実務を遂行しただけで、個人的な利益を獲得したものではなく、事件後検察側に対して協力的だったことから、陳氏に刑を免除するよう求めた。

 前新竹科学園区管理局の李界木局長は調査中に、今回の収賄事件に獲得した3千万台湾ドル(約9千万円)を全額返却することにした。また、マネーロンドリングを担当した蔡銘哲氏も調査中に罪を自白した。

 
(翻訳編集・余靜)


 (08/12/18 06:28)  





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