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夜間の電子機器使用とカフェイン摂取が10代の若者の睡眠時間を奪い、昼間の学校生活に支障をきたしている=米国研究結果

授業中のあくび、夜間の電子機器使用とカフェインに起因

 【大紀元日本8月24日】米小児科学会(American Academy of Pediatrics)の機関誌『ペディアトリックス』によると、夜間の電子機器使用とカフェイン摂取が10代の若者の睡眠時間を奪い、昼間の学校生活に支障を来していることが研究結果でわかった。

 『ペディアトリックス』6月号に発表されたこの報告は米国ドレクセル(Drexel)大学のクリスティーナ・カラマロ博士、ソートン・メーソン博士、サラ・ラクリフ博士の三氏共同研究によるもの。フィラデルフィアに住む12歳から18歳の若者100人にアンケート調査を行なったところ、夜更かしする10代の若者は、勉強よりも、携帯、パソコン、iPod、テレビに大量の時間を費やしていることがわかった。調査では、90%の若者が夜間に携帯を使用しており、さらに79%はiPod、66%はテレビ、30%はパソコンを使用しているという数値が出ている。

 同調査はカフェイン摂取量についてもアンケートを取り、85%の若者がカフェイン入り飲料を日常飲んでいるという結果が出た。毎日の平均摂取量は215mgで、23mgから1458mgまでと幅広い。摂取量100mg以下の若者は、わずか27%で、エスプレッソ4杯分相当の400mg以上を接取する若者は11%にのぼる。

 また、若者の睡眠時間に関しては、8時間以上というのはわずか2割で、残りのうちの33%が授業中2回以上居眠りをしている。さらに、居眠りをする人のカフェイン摂取量はしない人より76%高いこともこの調査で判明。夜更かしをする10代の若者が、大量のカフェイン入り飲料を飲みながら、多種の電子機器を使用している実態が浮き彫りになった。一方、成長期にある10代の若者には、成長ホルモンがたっぷり分泌できる8時間から10時間の睡眠が必要とされる。

 カラマロ博士の率いる研究チームは、夜間の電子機器の使用時間を評価する「マルチタスク指標」を考案。多種の電子機器を長時間使用するほど数値が高くなる設定で、平均値は0・6という結果が出た。睡眠時間が8時間以上の若者は電子機器の使用量が低いため、睡眠時間の短い若者に比べて指標数は0・39。1・5~2倍低くなる。

 「家庭環境に関係なく若者は、携帯、パソコン、テレビなどの夜の活動に忙しい。昼間の効果的な勉強のためには、 子供のカフェイン摂取と電子機器、特に携帯の使用を管理する必要がある」とカラマロ博士は指摘する。

(翻訳編集・心明)


 (09/08/24 00:45)  





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