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原料の安全性が問われる中国産の月餅(大紀元)

中国産月餅、世界各国で輸入禁止

 【大紀元日本9月9日】中国人にとって大切な祝日の一つ、中秋節が10月3日(旧暦8月15日)にやって来る。しかし、中秋節を祝う定番のお菓子、月餅に対し、世界各国で輸入禁止規制が敷かれ始め、月餅販売市場は厳しい状況に直面している。

 毎年、中秋節の1ヶ月ほど前になると、月餅が大量に市場に流通する。また、プレゼントとして国内から海外に郵送することも多い。しかし、広州商業総会が発表した2009年広州市月餅市場の動向予想では、今年の月餅輸出は厳しい状況に直面する見通しで、広東省での月餅輸出量は、前年より下降すると予測されている。

 専門家は市民に、今年多くの国で、郵送された中国製月餅の受け入れを禁止する規定がなされていると注意を促している。

 今年1月末、米国は全ての家禽類製品の輸入証明書を取り消した。米国農務省食品安全検査局では、少量の肉や、家禽類あるいは卵成分を含む食品は、米国検査機構あるいは認可された国外食品管理機構の監督下で生産されたものでなければ米国への輸入を認めないという規制を導入し、6月22日から施行されている。月餅輸出はちょうどピークを迎えていたことから、米規制による市場への影響は大きい。

 この他、米国以外にもカナダ、スペイン、豪州、ニュージーランドなどで、卵黄が含まれる月餅の輸入禁止が定められ、豪州ではさらに肉類を含有する食品へと禁止対象が拡大した。またEUでは月餅の原料である乾燥果実に含まれる発がん性のカビの毒素、アスペルギルス・フラーブスに対する許容量が中国よりはるかに厳しい。仏、独、タイ、スウェーデン、コロンビア、赤道ギニア、ナイジェリアで中国産の月餅輸入禁止が確定した。

 近年、中国大陸産の有毒食品で被害を受けるというニュースが後を絶たない。有毒食品は大人から子供まで、さらには胎児にまで影響が及ぶ。問題となった穀類や油、調味料、肉類、麺類や饅頭などの有毒食品にはホルモン、色素、防腐剤、漂白剤、ホルマリン、スーダンレッド、クレンブテロール、保鮮剤、催熟剤、工業塩、ホウ砂、尿素、アンモニア水、さらには殺虫剤DDVP、猛毒農薬など様々な添加剤や農薬が含まれていた。この恐ろしい現状は、世界各国の中国料理グルメに対する警鐘ともいえるだろう。

 米「フォーブス」誌の昨年10月号では、「メラミン入り粉ミルク事件」について、有名食品メーカーの製品から次々とメラミンが検出され、アジアから米国、世界各地へ蔓延。すでに16か国以上に被害が及んでおり、世界各地の店頭から撤収されたことが報告されている。同誌はさらに、日本での毒入り餃子事件やパナマで100人以上の死者を出した中国産原料含有の咳止めシロップの事件などを取り上げて、中国からの食品汚染の深刻さを指摘している。

(翻訳編集・坂本)

 (09/09/09 05:00)  





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