【大紀元日本9月4日】1989年「六四天安門事件」で、体を張って戦車の進行を阻止しようとした後、行方不明になった王維林さんの写真が、中国騰訊ネットの「建国六十年、民間ファイル応募集」のサイトに掲載されていた。中国政権の武力行使の象徴であるこの写真は、その後削除された。騰訊ネットは中国国内にあるポータルサイトの中で、もっとも利用者の多いネットサイトである。
中国共産党(中共)は執政60周年を迎えるにあたり、中共の宣伝部は世論への制御を強化している。その中で、8月30日午後、中国騰訊ネットで六四天安門事件に関連する、戦車を阻止する「発禁」写真が掲載された。この写真は騰訊ネット上ではわずか1〜2時間の掲載だったが、ネット利用者らはそれをTwitterに転載し、短時間でアクセス数が急増した。
騰訊ネット側は事の重大さに気づき、写真を取り下げ、掲載した「建国六十年、民間ファイル応募集」のサイトも同日夜に閉鎖した。
中国で利用者がもっとも多いポータルサイトで、中共にとって「敏感極まる」写真が掲載されたこと自体がネット利用者の間で諸説紛々となった。北京の某ネットサイト編集者によると、大陸のネットに掲載される写真・文章はすべて、事前に審査を受ける必要があるという。今回の場合、中共主管部門はネットサイトに罰金を課するほか、編集者は即刻解雇になる可能性が強いとしている。
2年前、六四天安門事件の18年目を迎えた際には、『成都晩報』の広告欄に「確固たる意志を貫いた犠牲者の母親たちを敬おう」という広告が掲載されたことで、同件にかかわった7人が新聞社から解雇され、広告会社の社長も始末書を書かされている。
(翻訳編集・余靜)
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