【大紀元日本10月17日】目の不自由な人への支援と理解を促す10月15日の「国際白い杖の日」を前に、中国当局による「一人っ子政策」の実施における人権侵害の実態を暴露した理由で当局に投獄された全盲の人権弁護士・陳光誠氏の釈放を求めるよう、妻の袁偉静さんが世界盲人連合(World Blind Union=WBU)に呼びかけた。
袁偉静さんは14日、ラジオ自由アジア(RFA)の取材に対し、夫の陳光誠氏が慢性的な下痢を患い、健康状況が非常に悪く、監禁されてから約10キロ痩せたことを説明した。袁偉静さんは世界盲人連合に書簡を送り、夫への支援を呼びかけている。
両目とも不自由でありながら独学で弁護士の資格を取った陳光誠氏は、2005年から、山東省当局が「一人っ子政策」実行のために強制中絶を行っている現状を暴露し、被害者への法的支援などを続けた。2007年1月、代理弁護士と証人喚問のない中、陳氏は「財物の故意損害および交通秩序騒乱」の罪を科せられ、懲役刑4年3ヶ月を言い渡された。現在、山東省臨沂刑務所で服役中。
袁偉静さんによると、2007年10月から現在まで、夫との面会は一度しか許可されなかった。
2005年秋から、70代の姑と幼い娘を含む一家は、24時間体制で複数の者に監視されている。行動は自宅付近の商店での買い物と農作業のみに制限されている。その際も、監視者が近距離について回る。夜の就寝時は、玄関のドアの外にチェーンの鍵がかけられる。自宅の電話は止められ、携帯電話も盗聴されているという。
最近、獄中の夫は電話で、「ここ1ヶ月あまりで、体重は4キロも減った。慢性的な下痢が依然続いている」と話したという。
「病気治療のため一時出所を要請しました。刑務所側は、夫がほかの囚人のように労働できず、刑務所に経済利益をもたらすことができないため、治療費を負担しないと回答しました。それに対して、自費で治療を受けさせると答えましたが、いまだに返事がありません」と袁偉静さんは語った。
10月14日、袁偉静さんは国際盲人連合に嘆願書を送り、「夫の健康と正当な権利を勝ち取るための支援を呼びかけた」と話した。
投獄された陳光誠氏は、2006年、米国タイムズ誌で「世界で最も影響力のある百人」に選ばれた。2007年には、アジアのノーベル賞と称される「マグサイサイ賞」などを受賞した。
(翻訳編集・叶子)
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