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寒波の影響により、渤海湾は30年ぶりに氷に閉ざされた。写真は凍った港から漁船を引き上げようとしている様子(大紀元資料室)

強力な寒波、氷に閉ざされた中国沿岸部と河川

 【大紀元日本1月18日】寒波の影響を受け、中国北部にある渤海と黄海ではここ30年で最も広範囲に海氷が現れた。中国国家海洋局は15日、遼寧湾の浮氷の外縁が、沿岸から140㎞にまで達したと発表した。渤海海域の氷結面積はおよそ3万㎢で、渤海の約40%を占める。氷の厚さは平均15㎝から25㎝で、最も厚い部分は30㎝以上だった。このため、港に停泊中の漁船は氷に閉じ込められ、海陸運輸と港での積み下ろし作業に深刻な影響を及ぼしている。

 また、山東省濰(い)坊付近の海域では海面に大きな氷層が確認された。濰坊港では浮氷の外縁が20㎞に達し、凍結防止のため1艘の船が港付近を、円を描きながら航行を続けた。

 濰坊港の船舶管理会社の副社長によると、今月3日から現れた海氷により、100隻以上の船が予定通り接岸できない状態だという。同副社長は、「(船舶に積んでいる)荷物は、主に石炭を含む燃料や塩などで総量はおよそ35万トン。港の損失は50万元(650万円)以上に達している」と話している。

 この他、海氷の圧力で燃料輸送船のタンクが破裂する事故が発生したと伝えられている。

 今後1週間、遼東湾、渤海湾、莱州湾、黄海北部、膠州湾北部では氷結が更に厳しくなる見込み。

 一方、黄河の氷結速度はこの10年で最も速く、山東省地区では221㎞にわたり凍結した。

(翻訳編集・坂本)


 (10/01/18 07:41)  





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