大紀元時報

ポンペオ長官、ローマ教皇に面会拒否されるも、「中国共産党に勇敢に立ち向かうよう」と忠告

2020年10月01日 17時18分
ポンペオ米国務長官 (Pablo Martinez Monsivais / POOL / AFP)
ポンペオ米国務長官 (Pablo Martinez Monsivais / POOL / AFP)

マイケル・ポンペオ米国務長官は9月30日、バチカンに到着し、2日間にわたる訪問を開始した。ローマ教皇庁(バチカン)とローマの教皇フランシスコに対し、「勇気を持って、中国共産党に対して人権を守るよう強く主張する」ことを呼び掛けた。

ポンペオ氏は教皇に面会を求めたが、バチカンは米国が選挙中であることを理由に拒否した。一方、バチカンは司教任命権をめぐる暫定合意について現在、中国と再交渉しているため、北京を怒らせたくないためだとの見方もある。

ポンペオ氏:中国共産党による「宗教の自由への取り締まり」は、「世界最悪」

9月30日、在バチカン米国大使館(the Holy See’s US Embassy)が主催したシンポジウムで、ポンペオ氏はバチカンに対し、「中国共産党に立ち向かうように」と再び促した。

同氏は、「今日、世界における宗教的自由の侵害が最も深刻な国は中国である。すべての共産主義政権と同様に、中国共産党は自らを究極の道徳的権威と見なしている」とし、「中国共産党は驚くべき規模で信仰の自由を消滅させている」と批判した。

「中国共産党はキリスト教、チベット仏教徒、法輪功学習者および他の全ての宗教団体に対して残酷な取り締まりを行っており、もちろんカトリック教徒も免れていない」と厳しく指摘した。

ポンペオ氏はバチカン訪問前に、米国の民間非営利団体(NPO)が運営する信仰と教育のメディア「ファースト・シングス(First Things)」に寄稿文を送り、「世界の宗教指導者の道徳的権威を失うことになるため、中国とバチカンの司教任命権をめぐる暫定合意を更新しないよう」警告していた。

ポンペオ氏、バチカンに「宗教的迫害に勇敢に戦うよう」励す


ポンペオ氏は演説の中で、第二次世界大戦中にユダヤ人を支援するためにナチスの迫害に屈することなく殉教し、2004年にはイスラエルから「世界の正義の人」の一人として称賛と表彰を受けたリヒテンベルク司祭(Father Lichtenberg)の例や、断固として共産主義に反対し、ソ連と東欧を共産主義の鉄のカーテンから解放した「良心革命」において重要な役割を果したヨハネ・パウロ2世元教皇の例を挙げた。そしてバチカンも、「邪悪な政権に直面する時、彼らと同じように勇気を見せて欲しい」と呼びかけた。

米国はバチカンに対し、2018年に中国と締結した司教任命権をめぐる暫定合意を取り消すよう求めてきた。

同合意期限は2年間で、10月22日までに更新する必要がある。中国側がその間、司教を一方的に任命したが、バチカン側は抗議しなかった。フランシスコ教皇は中国の人権侵害についてこれまで沈黙を貫いてきた。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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