「軍史上最大の汚職将軍」立件へ 江沢民軍内勢力の瓦解

2014年04月01日 13時23分
【大紀元日本4月1日】中国共産党内で汚職容疑をめぐって調査を受けていた中国軍総後勤部の谷俊山・元副部長(中将)は3月31日、軍事裁判所に起訴された。江沢民元国家主席を後ろ盾とする谷容疑者が司法による裁きを受けることは、江氏の軍内での勢力の徹底崩壊を意味するものとみられる。

 国営新華社によると、軍事検察院は3月31日、谷容疑者を横領、収賄、公金流用、職権濫用の容疑で軍事裁判所に起訴した。容疑が成立すれば、谷事件は、これまで軍内最大とされた2006年の王守業・元海軍副司令官による1.6億元(約26億円)の汚職を大幅に超える「軍史上最大の汚職」になると見られている。

 谷容疑者は2012年2月にすでに失脚しているが、その後の約2年間、党内での調査が難航していた。今年1月になって、谷容疑者の実家で行われた家宅捜索の様子が国内メディアに報じられ、事件がようやく動き始めた。

 党内調査の難航について、香港紙・明報は軍部に詳しい情報筋の話として、谷事件とつながる幹部は数が多く、官位も高いため、メスを入れづらいと報じていた。谷容疑者の上司で軍部ナンバー2の徐才厚氏が谷容疑者の強力な後ろ盾だったが、昨年12月、取り調べを受けていることが伝えられた。徐氏はまた、江氏に抜擢された者で、胡錦濤氏が江氏から軍権を引き継いだ後も、江氏の軍での目付役としてナンバー2の座にいた。

 今回、谷容疑者への調査が党内にとどまらず、司法機関に移ったことは、軍の腐敗が今後さらに暴かれ、江一派の軍における利権ネットワークが明かされることになる。

 ただ、谷容疑者や江の軍内勢力の犯罪は汚職にとどまらない。軍病院が法輪功学習者を対象とした臓器狩りにも関与していることが報じられている。軍病院を管轄するのは谷容疑者が副部長を務めていた総後勤部。江沢民が主導した法輪功迫害を軍内で実行した谷容疑者のこうした罪も追及されるべきだ。

(翻訳編集・張凛音)


 

 

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