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人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」スポークスマンのフェリン・カイン氏は、中国には報道自由がないと非難した(BFMTV)

北京、海外報道関係者を制御開始=仏メディア

 【大紀元日本8月2日】仏大手テレビ局、放送局は7月30日、北京五輪報道センターから送られてきた画像を流しながら、中国当局に対して、中国は、五輪期間中に外国記者に対して全面的に報道自由を与える約束をしたにもかかわらず、五輪開始前からすでにインターネットへの検索が統制されたと非難した。ネットの検索の中でも、チベット、天安門、法輪功、国境なき記者団、アムネスティなど中国当局にブロックされた言葉は仏国内テレビで相次いで紹介された。

 
BFMTVは、北京現地の外国人記者がインターネットで「法輪功」などの言葉を検索すると、中国当局に如何に制御、封鎖されているかを示した画像を北京五輪報道センターから発信した(BFMTV)

仏24時間テレビ局BFMTVは数日間にわたり、北京の外国人記者が中国の2・3億人のネット利用者と同様な運命に遭ったと繰り返し報道している。記者がインターネットでチベット、天安門、精神運動の法輪功などを検索したり、国境なき記者団やアムネスティのホームページに入ろうとしたりすると、ページが開けないを示す画面が現れる。北京五輪報道センターから送信されて来た画像で一目瞭然だ。
アムネスティなどのホームページは封鎖されている(BMTV)


 BFMTVの報道によると、中国当局が公然とした背信行為に対して、北京の外国人記者らの怒りを買ったという。しかし、これに対して、中国オリンピック委員会は、ホームページを封鎖した後に提供している情報は記者らの仕事に十分に使えるとした。

 数日前に国際オリンピック委員会(IOC)のジロゲ会長は、北京で「自由な雰囲気」が感じられたと発言した。のち、会長と同行した報道関係者が「記者はスポーツの報道に専念すれば良いのだ。他の事に一切関わらなくていいのだ」と示したが、仏メディア関係者らはこれに対して「中国当局のために口を合わせる」とは、「後退」だと非難した。

 「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」スポークスマンのフェリン・カイン氏は、「今日の中国にはまったく報道の自由がないのだ」と非難した。
北京報道センターの中で、ネット検索を試している記者(MFBTV)
BFMTVが報道した北京報道センターの現場(BFMTV)


 
(記者・章楽、翻訳/編集・余靜)


 (08/08/02 11:29)  





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