大紀元日本記者会見:大阪発行所の窃盗事件、中共スパイ関与の疑惑深める

2006年03月19日 11時16分
 【大紀元日本3月18日】大紀元日本支社が3月16日、大紀元大阪発行所で発生した中共スパイ関与疑惑・窃盗事件について、東京新橋のTKP新橋・内幸町第二会議室で緊急記者会見を開き、朝日新聞・東京新聞・テレビ朝日・フジテレビなど日本の主要メディアの関係者20人ほどが出席した。事件の概要と海外で発生している一連の大紀元襲撃事件との関連について述べ、会見後は中共の犯行と特定する根拠や大紀元と法輪功の関係など、質疑応答が活発に行われ、日本メディアの大紀元に寄せる関心の高さが伺えた。

 主催者側からは、はじめに大紀元広報担当の張穎氏より、大阪窃盗事件の概要が報告され、次に「大紀元時報」日本語版編集の荘金鐘氏により、最近世界中で多発している中共スパイによるとみられる一連の襲撃事件の背景が説明された。最後に日本大紀元代表取締役社長・北島満氏より、中国共産党の卑劣なテロ攻撃に対し、大紀元グループの不屈の決意を込めた「声明」が力強く宣言された。

 張穎氏による大阪窃盗事件の概要と説明は以下の通り。

 3月10日午後5時から11日未明にかけての間、日本大紀元時報の大阪事務所(同所責任者・才華氏の自宅も兼ねる)に何者かが侵入し、デジタルカメラ1台・卓上パソコン2台・隣部屋のノートパソコン1台が盗まれた。盗まれたのは重要情報が入っているパソコンの本体部分のみであり、金銭も含めて、それ以外の被害はなかった。現場検証した大阪天満警察署によれば、犯行現場を荒らすなど金品を物色した形跡も見られなかった、という。大紀元の関連情報を狙った計画的な犯行として、現在捜査が行われている。

 このように通常の窃盗とは明らかに異なる窃盗事件および傷害事件が、日本のみならず世界各地の大紀元事務所やその関係者の身に起きている。2月8日昼、米国アトランタで大紀元技術総監・李淵氏が襲撃され顔面に重傷を負い、パソコン2台が奪われた。2月16日夜、オーストラリア・メルボルンで大紀元職員が事務所裏に停めておいた自家用車の窓が割られたが、車内の貴重品には手がつけられていなかった。2月28日夜、香港大紀元事務所を、ハンマーを持った複数の暴漢が襲い、新聞の電子製版機が破壊された。3月13日、台湾台中の大紀元事務所のパソコン7台と液晶ディスプレーがすべて盗まれた。

 これら一連の事件の背景について、荘金鐘氏は次のように説明した。

 大紀元グループは創刊以来、中国共産党による人権迫害と言論封殺に対して、正々堂々とメディアとしての正義を貫いてきた。特に2004年11月より、大紀元の連載社説「九評共産党(共産党についての九つの論評)」が単行本化され各国語に翻訳され、世界中に広まった。中国共産党の恐るべき悪魔的本質を暴露したこの「九評」が原動力となって、中国共産党からの離脱を表明する「脱党運動」が世界的な大潮流となっている。2006年3月現在、脱党者総数は900万人に近づきつつあり、一日の脱党者数は約2万人と、その勢いは全く衰えることがない。その中には中共の現職の部長クラスの人物もいるという。中共政権はもはや崩壊寸前であると言われている。

 大紀元が報道する中共の恐るべき真相が、中国国内へ逆輸入されるかたちで多くの中国人を目覚めさせている。崩壊寸前の中共は最後のあがきとして、大紀元を攻撃してくるのである。この2月から3月にかけて、大紀元の職員・事務所に対して連続7件の襲撃破壊事件が起きているが、これら一連の事件は、現場の状況および大紀元との関連性からして、中国共産党の特務による犯行であることが極めて濃厚である。大紀元は最近、瀋陽・蘇家屯の強制収容所において、非合法に収監された法輪功学習者が臓器売買のため相次いで処刑されている事実を報道した。中共の真の邪悪の姿が世に暴露された。共産党が改良できるというような甘い考えは捨てて欲しい。カンボジアのポルポト共産政権が、300万人もの自国民を殺害したことを忘れてはいけない。

 さらに日本大紀元代表取締役社長・北島満氏は、次のように述べた。

 端的に言えば、中共が隠したい事実をすべて暴露してきた大紀元グループは、中共にとって「目の上のたんこぶ」なのである。大紀元への妨害行為は発足当時からあった。事務所荒らしが入ったこともある。広告主への圧力など、通常の広告業務への営業妨害も多い。大紀元の新聞を無料で置かせてもらっている中国人の店へ、中共の関係者と見られる人物が来て、「お前が中国へ帰った時どうなるか分かっているのか」などと脅迫した事例もある。

 そのような中共の非道に対し、北島社長は大紀元の決意と信念を込めて「声明」を宣言した。声明文(一部抜粋)は次の通り。

 「全世界の大紀元スタッフは、中共テロ集団が公然と行っているテロ行為を譴責すると同時に、既に開始されている中国国内の人権と法律の尊重を求める世界ハンスト・リレーへの支援をさらに強化することを表明するとともに、中共テロ集団に対し、ともに抗議するよう日本の各メディアおよび関係機関に呼びかけます。

 一連の襲撃・暴行事件の背景については隣の荘金鐘が述べましたが、現在、中国国内で発生しているさまざまな事件について注目していただきたい。また今回の事件は日本と関係ないとは決して言えないと私たちは認識しています。極東の平和のため、世界平和のためにも中共テロ集団の横暴を決して許すべきではありません。

 大紀元グループ日本支社は宣言します。

 中共邪悪テロ集団の破壊攻撃に屈することなく、正義を貫き真相を伝え続けると。
 
平成18年3月16日 大紀元グループ日本支社 一同」


 出席した各メディアの記者から、何を根拠に犯人が中共のスパイであると言えるのか、大紀元と法輪功との関係はどうなっているのか、などの質問が出された。

 これに対し大紀元側から、犯行が単なる物取りでない点と、大紀元のこれまでの報道が言わば中共一辺倒であったため犯人の可能性としてそれしか考えられない点などが挙げられた。また、大紀元の運営はボランティアスタッフによるところが大きく、法輪功学習者の有志らが中心となっているため、「法輪功の機関紙」と一部うわさされているが、決してそうではないことを強調した。

 大紀元時報は、米国内十一ヶ所をはじめ世界三十カ国で発行され、情報統制されている中国の真相情報を伝える独立系の報道機関である。 

(記者・牧 聡士)


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