【大紀元日本8月25日】米国メディアによると、最近の研究により、2001年にM6・8の地震が発生した米ワシントン州シアトル市でM9・0あるいはそれ以上の大地震が発生する可能性があることが分かった。これについて専門家は今のところ騒ぐ必要はないと話している。
ワシントン州のピュージェット湾盆地の地下約40kmの場所では2つの大陸プレートがぶつかっている。科学者たちがそこの地震状況を観察していたが、最新の精密機器により、ぶつかっているプレートの中央は海岸線のオリンピック半島にあたり、以前に予測されていた160km離れた外海ではなかったことが判明。つまり、震央が人口360万人のシアトル‐タコマ市地区に近付いたことを意味する。
人類史上最大の地震は1960年にチリで発生したM9・5の地震で、北米最大の地震は1964年アラスカで発生したM9・2。その威力は2004年にインド洋で大津波を引き起こし死者23万人を出したM9・0以上のスマトラ沖大地震と同じである。
ワシントン大学研究チームは、シアトルで発生する地震をM9・0あるいはそれ以上と予測し、地震学者は大地震が来るのは時間の問題と指摘しているという。
(翻訳・坂本)
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