中国当局が狙う、天安門事件の記憶消去

2014年06月03日 17時31分
【大紀元日本6月3日】AP通信などによると、六四天安門事件25周年の到来をひかえ、中国当局が国内において事件の痕跡を人々の記憶から完全に消去しようとする狙いがみられるという。

 AP通信は6月1日付の報道で、六四天安門事件25周年を間近に控え、中国国内メディアの扱い方は天安門事件が無かったかのように、この事件に関するものが一切出ていないことを明らかにした。

 一方、米公共ラジオ局NPRは6月1日、北京の4カ所の大学で大学生100人を対象に、1989年の天安門事件で、「戦車男」王維林が長安街を天安門に向かう戦車の行く手を1人で遮った有名な写真について聞き取り調査を行ったと報じた。その結果、100人のうち、15人がこの写真の背景知識を知っており、19人が観兵式ではないかと推測したほか、他のほとんどの学生はこの写真について何も知らなかったという。

 AFP通信6月1日付の報道によると、中国国民の3分の1は、天安門事件以降に生まれ、天安門事件を経験した人々もこの政治的に敏感な話題を持ち出したがらない。よって、25歳以下の若者らは、同事件について無知である割合がかなり高いという。

 また同通信は、中国当局は膨大な検閲システムを駆使し、書籍やテレビ、インターネットから天安門事件に関する情報をすべて削除してしまった。この事件に関する公開討論を禁止し、若い世代の頭から関連情報を消去しようとしていると指摘した。

(翻訳編集・王君宜)


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