新疆地区の人権侵害

広島の1300倍、実験場となったウイグルで核汚染被害 臓器収奪も

2016年10月17日 10時47分

 本来ならば、臓器移植手術を受けるにはドナーが現れるのを数カ月、数年と待たなければならない。しかし、中国ではわずか2週間程度で受けることができる。待ち時間が短いために中国で移植手術を受けることは、自らの手術のために無実の人の命が奪われることを意味する。

 ガットマン氏は日本人に向けて、臓器元は「良心の囚人」であるため、「日本人は手を汚さないでほしい。ジャーナリストはこの問題をいち早く伝えて、医師たちはこのような手術にかかわらないように、そして政府は、出所源のわからないまま臓器移植のために中国へ渡らないようにする規制を敷くべきだ」と述べた。

科学者「ウラン採掘と核廃棄物投棄で著しい汚染」

 キルギスタンから、シンポジウム登壇者として駆けつけた科学者のミジット・ホセイノフ氏。新疆ウイグル自治区は、放射能による大地と大気汚染が著しい場所だと指摘。具体的には、1、核兵器、核ミサイル実験 2、放射能放出実験 3、ウラン採掘・精錬工場 4、放射性廃棄物投棄 を挙げた。

 同氏が引用したカザフスタン科学アカデミー核研究所の研究員によると、「中国は核実験を46回行った。半数は上空、残り半数は地下(山を掘って人工洞窟内で行う)実験。特に、1976年9月、200キロトンの空中核熱爆発(水素爆弾)が実験された。46回にわたる核実験の規模は広島に投下された原爆の1300倍」だという。

 ちょうど52年前の今日は中国政府が初めて同地で核実験を行った日だった。 亡命ウイグル民族のために作られた「東トルキスタン亡命政府」大統領であり、シンポジウムに登壇した詩人アフメットジャン・オスマン氏はロプノール核実験をユネスコ世界記憶遺産に申請する意向を示した。会場では、投爆された午後3時に一分間の黙祷が行われた。

(文・佐渡道世)

 ※1976年の核出力を訂正しました。(10月18日23:54)

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