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FRB、5.25%で利上げ打ち止めも=米有力シンクタンク

 ニューヨークに本拠を置くある有力シンクタンクは16日、米連邦準備理事会(FRB)が6月28―29日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を5.25%に引き上げ、2年にわたる金融引き締めサイクルを終了する可能性が高い、と指摘した。

 このシンクタンクは、アナリストへのプレゼンテーションで、FRB当局者は日銀や欧州中央銀行(ECB)の当局者と同様に、景気減速局面での利上げには慎重を期したいところだが、最近出たインフレ指標によって、引き締めを当初の予定よりさらに若干続けることを余儀なくされている、と説明。

 FRB幹部らと定期的に会う機会をもっているこのシンクタンクのあるメンバーは「FRBは6月のFOMCで政策金利を5.25%に引き上げる。そして、景気見通しを下方修正しながらも『警戒』文言はそのまま残すだろう」とし「ということは、FRB幹部は、今後、一段と弱い指標を予想しつつも、8月利上げの可能性は排除しないということになる」と指摘した。

 金利先物市場は今月末の0.25%ポイントの利上げを完全に織り込んでいる。8月に5.50%に追加利上げされる可能性については約65―70%となっている。

 [ローター6月16日=ニューヨーク]

 (06/06/19 12:30)  





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