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世界の金属相場、徐々に低下へ=IMF調査局長

 世界通貨基金(IMF)のラジャン調査局長は世界経済見通し公表に当たっての記者会見で、世界の金属相場が現在の高水準から徐々に低下する可能性が高いとの見通しを示した。新規の生産による供給拡大が背景になるとしている。

 ラジャン調査局長は「深刻なゆがみが生じている場合を除き、供給の制約を考えれば現在の相場は適正」と指摘。「IMFがいうのは金属の中期的な見通し。中期的には投資拡大で供給が豊富になり、需給が均衡して相場が低下する」と述べた。

 IMFは、投機が金属相場変動であまり大きな役割を果たしていないという見方も示した。

 IMFのアルミニウム・銅市場分析では、これら2つの相場は持続可能な水準を超えている。基本的な見通しでは、2010年までにアルミニウムが35%、銅が57%低下するとしている。

 先物市場でも今後5年間で大半の金属相場が徐々に低下すると予想されている。

[ワシントン 6日 ロイター]

 (06/09/07 08:04)  





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