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11月28日、フランスのリヨン最大のワクチン接種センターで新型インフルエンザのワクチン接種に並ぶ人々(PHILIPPE MERLE/AFP/Getty Images)

<新型インフル>1週間で22人死亡 仏で急速に蔓延

 【大紀元日本12月1日】新型インフルエンザがフランスで急速に蔓延。フランスの公共衛生部門データによると、先週からすでに22人の死亡が確認された。これで同国の新型インフルエンザによる死亡者は76人となった。

 同時に400か所近い学校が閉鎖され、先週1週間に比べ50%の増加となっている。

 フランス「エコー」紙11月26日の報道によると、新型インフルエンザは仏全土に急速に蔓延しつつあり、地域インフルエンザ監督組織GROG25日の発表によると、8月以来フランスではおよそ272・6万人が感染していると考えられている。また先週1週間の感染者数は71・2万人で、それ以前の倍である。

 11月27日、フランス国立公衆衛生研究所(InVS)が衛生部記者会見で発表した内容によると、新型インフルエンザ感染が始まって以来、通常は毎週8人から10人が死亡しているが、先週以来、一週間で22人が死亡した。

 同国ではすでに76人が死亡、357人が入院、100人以上が重病患者病棟や重病患者室で治療を受けている。このうち、15歳以下の児童が占める割合は18%、15歳から64歳が74%である。また重症患者のおよそ2割は、他の病気にかかっていなかった健康な人に発生しているという。

 InVSの発表によるとまた、ノルウェーで新型インフルエンザウイルスの遺伝子変種ウイルスが発見された後、フランスでも2人から遺伝子変種ウイルスが検出されたという。うちの一人からこの遺伝子の変種後に再び変種したウイルスを発見した。変種したウイルスは抗ウイルス薬であるタミフルにも比較的抵抗力を持つ。同国で検査された1200のウイルスの中、タミフルに抵抗力があったのは初めて。

 このウイルスは変種後、破壊力が強くなり、患者の下気道、特に肺組織にダメージを与えるという。

 上記の患者2人はすでに死亡。現在その死因が新型インフルエンザ変種ウイルスと直接関係するかははっきりしていない。しかし、現在のワクチンの効力には影響がないようである。

 11月27日、パリ衛生局は、新型インフルエンザ予防接種についての説明を再度行った。すでに500万本のワクチンとアジュバント(薬物の作用を増強するために加えられる)が欧州で使用されている。

(翻訳編集・坂本)


 (09/12/01 08:23)  





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