THE EPOCH TIMES

9つの人類の自滅行為

2010年08月22日 07時00分

 虚言、欺瞞、盗み、自殺、殺人―。われわれ人類は歴史上、他人を傷つけ、自分を駄目にしてしまう行為を繰り返してきた。米科学誌「ライブサイエンス」ウェブ版では、高い知恵を持つヒトがなぜ自滅行為を行うのかを科学的に分析し、代表的な9つの行為を解説している。

 1、弱いものいじめ

 2009年に欧州で発表された子どもの行動心理に関する論文によると、小学生の約半数がいじめを体験していることが明らかになった。またアメリカで行われた別の調査によると、適切な情報があたえられなかったり、中傷されたりするなどの「職場いじめ」を体験したことのある人は約30%にのぼる。

 アリゾナ州立大学で健康と生活科学を研究するサラ・トレイシーさんは「いじめはたいていエスカレートする傾向にある。些細なことがきっかけになるため、防ぐことは非常に難しい」と話す。

 なぜ我々はいじめを行うのだろうか? ある心理学者は、いじめは地位と権力を築く目的で行われるとしているが、生態生物学者は、サルがいじめ行為を行うのを見て、人類進化の過程で既に通過した点ではないかと分析している。

 2、過度のストレス

 過度のストレスは、心臓疾患・がんなどあらゆる病気の危険性を高め、最悪のケースではうつ病にかかり自らの命を絶ってしまうこともある。現代の働く環境は過剰なストレスを感じさせる場となっており、そのストレスは子供へも影響している。国際労働組合の発表したデータによると、世界中で約6億人(世界人口の約22%)が毎週48時間以上働いているという。適度な運動と十分な睡眠が、ストレス解消の最も有効な手段だと専門家は言う。

 3、ギャンブル癖

 ケンブリッジ大学のクラーク博士によると、賭博にはまる心理は、薬物中毒患者のものと似ている。夢中になってスロットマシーンのマークを合わせようとしている人の脳には、大量のドーパミンが分泌している。そのため興奮と快楽を感じ、中毒になるという。もし負けると理性がなくなり、冷静な判断能力が失われ、かえってたくさん賭けてしまう。

 4、ゴシップ

 人は、うわさ話やゴシップを流すことで社会関係を円滑にしている。オックスフォード霊長類学研究者のロビン・ダンバー氏は、「ヒヒは、社会的なつながりを強くするのに互いの毛並みの手入れをすることに気遣うが、人間が社会的接着剤として使うのはゴシップだ」と指摘する。南フロリダ大学(USF)心理学のボブソン教授によると、共通の嫌いな人をもつ二人が、その人についての正確でない、事実と関係のない話をする時、互いの絆が強まるという。そこには、うわさの対象とされる人への配慮はない。

 5、騙すこと

 人は時に、自分をより魅力的に見せようとして嘘をつく。ピュー・リサーチ・センターの調査によると、5分の1の米国人は、脱税行為はモラルの問題ではないと考えており、10%が不倫について相反する感情をもっている。そして、高い地位につく人でも最悪のペテン師になりうると調査結果は示している。女性に比べて、男性は性欲を満たすために自分の配偶者を騙す可能性が高い。ニューヨーク・アデルフィ大学の臨床心理士は「必ずしも人は毎度、有言実行することはできない」とし、「発言を実行に移すか否かについて、どこまで個人の倫理観や価値観が影響しているかはまだ明らかになっていない」と話している。

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