武装ヘリの支援を受けたイスラエル軍の戦車が28日、ガザ地区に侵攻した。イスラエル軍は、パレスチナ武装組織に拉致されたイスラエル軍兵士の解放を求め、大規模なガザ地区侵攻を警告していた。
イスラエル軍が侵攻した地域はガザ南部の町ラファ近郊で、約1年前にイスラエルの兵士と入植者が38年間の占領を経て撤退した場所だ。
パレスチナ自治政府内閣を率いるイスラム原理主義組織ハマスの幹部は、ラジオ放送を通じ、徹底抗戦を呼び掛けている。
イスラエル軍はこの日の侵攻で、人質になっている同軍兵士の移送を封じるため、幹線道路の3つの橋を空爆した。また武装ヘリが変電所も攻撃し、ガザ地区の大半への送電が止まった。
イスラエルとパレスチナの関係は、今回の衝突で昨年のイスラエルによるガザ地区からの撤退以来、最悪となった。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は、ハマスに対し、イスラエルを事実上承認する政策文書受け入れを説得してきた。ハマスは27日、政策文書に合意したが、文書にはイスラエルの「占領の正当性を容認できないことに言及する明確な条項が含まれる」と述べ、対イスラエル闘争を継続する構えを崩していない。
[ロイター28日ガザ]
|