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8月1日、イスラエル軍が戦闘拡大、オルメルト首相(右から2番目)は停戦可能性に言及(2006年 ロイター/Gil Cohen Magen)

イスラエル軍が戦闘拡大、オルメルト首相は停戦可能性に言及

 イスラエル軍は1日、イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラが主要な拠点としているレバノン・バールベック近郊にヘリコプターで兵士を地上に降ろすなど、戦闘は拡大している。一方、イスラエルのオルメルト首相は、停戦の可能性に言及した。

 イスラエル軍は南部の戦闘で同国兵士3人が死亡したと発表。一方、ヒズボラはイスラエル北部マツバにロケット弾を複数打ち込んだとし、イスラエルは国境を挟んだ交戦で同国兵士5人が負傷したとしている。

 ヒズボラがイスラエル兵2人を拘束したことをきっかけに戦闘が始まって3週間。イスラエル政府筋によると、イスラエルの治安担当閣僚会議は戦闘拡大に合意、地上部隊はレバノンに6、7キロ侵攻している。

 イスラエル軍高官は「今のところ6つほどの部隊がレバノン内で活動している。それぞれが旅団規模か、それを上回る規模だ」と述べた。イスラエル軍の旅団は通常、少なくとも1000人の兵士で構成される。

 これまで即時停戦の呼び掛けに拒否の姿勢を示していたイスラエルのオルメルト首相は、停戦に向けた動きが始まっている兆候が見られる、と述べるとともに、ヒズボラは甚大な被害を被っている、と強調した。

 同首相は「政治的な手続きのはじまりにあり、最終的には、以前とは全く違う条件での停戦になるだろう」と述べた。イスラエルは、レバノン南部に国際部隊が配備されるまでは、戦闘をやめない、としている。

 ペレス副首相も、軍事作戦は数週間で終わる可能性があると述べた。

(ロイター8月1日=ベイルート)

 (06/08/02 09:52)  





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