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OECD、中国の外国投資受け入れ新規制を不透明と批判

 経済協力開発機構(OECD)は、外国投資受け入れに関する中国の新規制について、不透明で、市場開放に関する中国の国際公約にも相反する可能性があるとして、見直しを求めた。 

 問題となっているのは、外国資本による買収に関する審査で、中国の経済安全保障や主要産業、有名商標、中国の伝統的なブランドに影響を及ぼす可能性を調べる新たな審査基準。OECDは、「主要産業」や「経済安全保障への影響」といったこれらの定義があいまいで、新基準は完全な透明性を有しているとはいえない、と指摘した。

 OECD投資部門のケン・デイビス氏は、ロイターに対し、中国は全般的に市場開放に取り組んでいるが、雇用喪失への懸念増大に加え、外資が中国の最上の資産を「選り好み」して残りを無視するのではと危惧(きぐ)する声があると指摘。

 同氏は「中国当局は、市場開放により、国内の主要企業が買収の標的になることを懸念している。これらの懸念は他の国々でもみられるもので、中国に特有なものではない」と語った。

[パリ 11日 ロイター]

 (06/12/12 09:36)  





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