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日米研究チーム、BSEにならない牛を開発

  日米の共同研究チームが、遺伝子操作によってBSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病)にならない牛を開発したことを明らかにした。キリンビール(2503.T: 株価, ニュース , レポート)と同社の子会社である米へマテックの共同研究チームが31日、米科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」上で発表した。関係者は、これによりBSE発症の危険性がない乳製品やゼラチンなどの牛関連製品の供給が可能になるとしている。

 研究チームによると、遺伝子操作によって、BSEやクロイツフェルト・ヤコブ病などの原因となるタンパク質「プリオン」を持たない牛を作り出したという。これらの牛は生後20カ月経った時点でも健康であり、雄から採取した精子で正常な胚も作り出すことにも成功したとしている。ただし、自然交配が可能かどうかはまだ確認されていないという。

 クローン技術の専門家で研究に参加した、へマテックのジェームズ・ロブル氏はコメントを発表し「今回開発されたプリオンタンパク質を持たない牛は、ヒトや動物のプリオン関係の病気の解明に役立つと期待している」と述べた。

[ワシントン 31日 ロイター] 

 (07/01/04 10:59)  





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