大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤングは4日、2007年の上海市場での新規株式公開(IPO)調達額が総額360億米ドルに達し、香港を抜きアジア最大となるとの見通しを示した。
2007年は、多くの香港上場企業が上海でのIPOを計画。中国監督当局も本土でのIPOを奨励しており、上海が香港を追い抜く絶好の機会が訪れたという。
同社は、2007年の上海市場でのIPO調達額を2800億元(360億米ドル)と予想。香港でのIPO調達額をわずかに上回るとの見通しを示した。
香港市場では2006年、内外の約60社がIPOで総額3254億香港ドル(418億米ドル)を調達。調達額は、2005年の1650億香港ドルを上回り、過去最高となった。
香港でIPO調達額が急増した背景には、世界最大規模となった中国工商銀行(601398.SS: 株価, 企業情報 , レポート)(1398.HK: 株価, 企業情報 , レポート)のIPOなど、大型IPOが相次いだことがある。
同社のパートナー、テレンス・ホー氏は「香港では引き続き力強いIPOの拡大が続く見通しだが、今年は工商銀行のような大型IPOはないだろう」と指摘した。
上海市場の2006年のIPO調達額は、1463億元(187億4000万ドル)。2005年は株式市場改革に伴うIPO凍結で24億元にとどまっていた。
[上海 4日 ロイター]
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