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今後、年約3%の割合で60歳以上の高齢者が増加する中国=写真は、2006年11月、重慶で開かれた第2回高齢者健康フェア(Photo by China Photos/Getty Images)

「中国高齢事業発展」白書:高齢化問題、深刻化

 【大紀元日本1月5日】中国国務院新聞弁公室は、先月発表した第一回「中国高齢事業発展」白書で、中国の人口構成は高齢化に突入したと示した。中国の高齢人口は2005年末、60歳以上の高齢者人口は1億4400万人で総人口の11%を占め、日本の全人口よりも超え世界で最も高齢者人口の多い国となった。白書によると、現在の中国は、年平均3%の増加率で高齢化が進んでおり、2025年には2億9000万人に上ると予測され、日増しに厳しくなる高齢化問題に直面しているという。

 *高齢化社会へ

 白書は、中国の人口構成はすでに高齢型社会に入ったと指摘し、他の国に比べて、中国社会の高齢化の規模が大きく、進行速度が早く、不均衡な発展が特徴であるという。

 中国高齢管理委員会事務室の責任者・李本公氏によると、中国の高齢化は急激に進んでおり、人口年齢構成はわずか18年間で成年型から高齢型に転化した。高齢化の地域差が大きく、農村は都市より1・24%も高いという。

 白書は、中華人民共和国は建国以来、老年社会保障、福利などにおいて基本の法律制度を完備、老齢者に基本生活の保障を努めてきたと表明したが、米ボストン・グローブ紙の報道では、急速な高齢化と共に、高齢者のための社会福利計画に欠けていることから、中国の高齢者対策は今後の行方の見通しがつかないと指摘した。

 *一人っ子政策は高齢化させる主要原因

 VOA放送の報道によると、社会学者・劉暁竹博士(米国在住)は、一人子政策は中国社会を急激に高齢化させた主な原因であると指摘した。

 劉氏によると、中国は、以前は利益を均一に配分する原則に沿っていたため、都市の高齢者はある一定の退職金と医療サービスを受けることができた。また、農村においては子どもが多いため、子どもに頼ることができたとした。しかし、中国は改革開放以降、国の財政が豊かになるにつれ、汚職腐敗も増加し、貧富の格差を生み出す発展は、高齢化問題を悪化させ、特にこれまでの一人っ子政策は高齢化へ促した主な原因であるという。

 劉氏は、出産については計画があっても良いが、強制することはできないとし、人口のコントロールができる反面、それなりの代償もあるとし、その代償が今の高齢者たちが耐え忍んでいるものと指摘した。

 *高齢者の医療問題

 中共当局は、医療保険における改革が失敗したことをすでに認めている。一人っ子政策がもたらした以外、中国の高齢者は医療保険の問題も直面している。劉博士によると、中国の高齢者は、失敗した医療保険改革の最大の被害者になっているという。劉氏は、中国の高齢者たちは選挙権がないため、中共の統治を脅かすことにならないことから、当局は高齢者の医療保険問題の解決に力を注ぐこともしないだろうと分析した。「中国の高齢者らは選挙権がないし、若い人のように街頭で抗議する気力もなく、組織の能力もないため、共産党政権に脅迫にはならない。よって胡錦濤共産党政権が考慮している優先順位の中、高齢者医療保険は最後の最後になるでしょう」という。

(07/01/05 10:14)



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