北朝鮮:独より食用ウサギを輸入、飢饉対策か

2007年01月16日 09時30分
 【大紀元日本1月16日】英タイムズ紙の報道によると、ドイツ東部で食用大型ウサギ「ドイチェ・リーゼン・グラウ」を飼育するカール・スモリンスキー氏(68)は、少し前に見学に来た北朝鮮大使館の高官から、平壌向けに8匹の雌と4匹の雄の注文を受けたという。スモリンスキー氏は北朝鮮における肉類の増産のために、ウサギ飼育の技術指導者として招待されている。

 スモリンスキー氏は、ドイチェ・リーゼン・グラウがエサを大量に消費するため、飼料代が負担にならないように年間生産量を約60~80匹に抑えているという。同氏が飼育するこのタイプのウサギ1匹あたりの通常販売価格は200ユーロ~250ユーロ(約31,000円~39,000円)。しかし、北朝鮮へ販売した価格は通常の半値以下で1匹約80ユーロ(約12,500円)だったという。

 北朝鮮はこれまでに、農作物の不作で数十万人が死亡したと伝えられているが、調べによると、ドイツの北朝鮮大使館は、食用ウサギの飼育計画を認めたという。

 12匹のドイチェ・リーゼン・グラウが数週間後に平壌へ発送され、スモリンスキー氏は4月に平壌でウサギたちと「再会」するという。その際、同氏は飼育技術を北朝鮮の担当者に伝授し、ウサギの飼育場建設にも協力することを明らかにした。繁殖が順調であれば、年間約60匹のウサギが生産される見通しだという。

 スモリンスキー氏は、北朝鮮が今後も継続的にウサギを輸入するかどうかは不明だが、輸入されたウサギは金正日総書記個人の満足を満たすものではなく、飢饉に喘ぐ人民のために使用されることを期待したいとコメントした。

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