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4月23日、絶滅危惧種のアムールヒョウのうち1頭が極東ロシアでハンターに撃たれて死亡。世界自然保護基金提供(2007年 ロイター)

絶滅危惧種のアムールヒョウ、ハンターに撃たれ死亡

 世界で7頭の生息しか確認されていない雌のアムールヒョウのうち1頭が、極東ロシアでハンターに撃たれて死亡した。世界自然保護基金(WWF)が23日に明らかにした。これにより、同種は絶滅にまた一歩近づいたことになる。

 環境活動家らは前週、アムールヒョウの生息数が現在25─34頭だとの見方を示していた。

 動物の種の保存には少なくとも100頭が必要とされており、雌の繁殖力にも大きく依存している。WWFによると、ネコ科の動物はストレスを受ける環境では雄を生む傾向が強く、野生のヒョウは雌よりも雄の方が多いという。

 WWF極東ロシアのパベル・フォメンコ氏は「ヒョウの殺害は人間の臆病さや愚かさによってのみ起こることだが、今回のケースはその両方と言えよう」と語った。

 これまでにアムールヒョウが人間を襲ったという記録はない。環境活動家らはロシア政府に対し、ヒョウのハンティング取り締まりを訴え、極東ロシアの自然公園内での規制強化を求めている。

 [モスクワ 23日 ロイター]

 (07/04/24 15:14)