グリーンスパン前連邦準備理事会(FRB)議長は13日、中国からの輸入製品価格の上昇は、長期にわたるディスインフレ局面が転機を迎えている兆しかもしれない、との認識を示した。当地での経営会合開催に際し、テレビ会議形式で講演した。
この日発表された5月の米輸出入物価統計によると、中国製品の輸入価格は前月比0.3%上昇し、単月の伸びとしては04年1月の公表開始以降、最大となった。
前議長はこの点に関し「私がみるところ、ディスインフレ圧力が最終的に転機に差し掛かっている可能性を示す最初の兆候である」と語った。
新興市場国の開放によるインフレの下方圧力は、ある時点で終わりを迎えることが避けられないと指摘。また米貿易不均衡が米経済や世界経済に危険を及ぼす兆候はみられないとし「私の理解では、経常収支の不均衡において我が国もしくは世界経済にとって危険要因は存在しない」と述べた。
前議長は、世界的な流動性は時間とともに減退する可能性が高いとの見方を示した。流動性が引き続き拡大したとしても、その伸びは鈍化するだろうとした。発展途上国の貯蓄率は時間とともに低下していく見通しとも語った。
[メキシコ市 13日 ロイター]
(07/06/14 08:48)
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