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青海湖で水をくむチベット女性(2007年5月14日撮影、China Photos/Getty Images)

中国:年平均20カ所の湖が消失

 【大紀元日本8月12日】中国の河川と湖は、地球温暖化や工業廃水などにより、萎縮、枯渇、汚染などの問題に直面している。それに伴って、これらの水源に頼って生活している沿岸の多くの人々の生活に深刻な影響が出ており、早急の対策が望まれる。

 中国共産党国家環境保護総局が先月12日に明らかにしたところによれば、中国大陸の湖の生態機能は著しく退化している。湖周辺の盲目的な開発および水資源の過度の利用が主な原因で、最近50年間で、内陸部にある約1000カ所の湖が消失した。年平均20カ所の計算になり、「千湖の省」と言われた湖北省も今や、300数カ所を残すのみとなった。

青海省の湿地面積:2割以上が減少

 また、青海省林業局の発表では、温暖化や不適切な開発利用などによって、ここ10年間で青海省の湿地水域総面積は大幅に減少し、80年代初期に比べ21・4%減少し、68・34万ヘクタールになったという。関係資料によると、青藏高原から黄河へ流れる水量が減少し、沿岸の灌漑施設は十分に機能しなくなり、支流である湟水河の30本以上の小河が断流したという。青海湖流域の水流量も減少しており、この100年で湖面面積は200平方キロメートル萎縮した。青海省青藏高原東部は中国三大河川の黄河、長江、瀾滄江(ランチャン川)の水源地で、「中国の給水塔」といわれるが、その地域ではすでに4分の1の小型の湖が干上がり、水源地の氷河はおよそ500m後退した。

 一方、1995年前後、青海湖と柴達木盆地(ツァイダム盆地)の周りの砂漠化率は、毎年13・3万ヘクタールに達していたが、当局の先日の発表では、現在の砂漠化率は毎年2・5万ヘクタールで、改善されてきたという。しかしこの状況は楽観視できるものではない。

月牙泉:急速な水位低下

 「中国砂漠第一泉」と称される「月牙泉」も急速な水位低下により水域面積が著しく減少している。平均10mだった水深が今では1・1mにまで下がり、すぐにでも消失してしまう危険な状態である。月牙泉は甘粛省に位置し、新月のような形をしている。文献では、「月牙泉は四方を山に囲まれ、砂漠と水が共生し山と泉が共存する」と記載されており、千年以上もの間、風砂に晒されながらも、黄砂に埋もれることなく、碧い水をたたえており、「砂漠の奇観」と称されている。

 ところが、「広州南方日報」の報道によると、特殊な地理と人類の不適切な生産活動によって、近年急激に水位が下がり、中国5大絶景の一つである月牙泉が消失の危機に瀕しているという。

 1950年代、月牙泉の水域面積は約133ヘクタールで、水深7m、60年代の水深は6m、70年代には、泉の水は田畑の灌漑には足りたが水位が下降し始めた。現在の水域面積は約52ヘクタールになってしまったという。

(07/08/12 18:01)



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