安倍晋三首相は12日午後、首相官邸で緊急会見し、辞任すると表明した。その理由について、テロ対策特別措置法の継続に野党が強い反対をしている中で、新たな首相の下でテロとの戦いを目指すべきだとし、自らけじめを付けることで、局面の打開が必要と判断したと述べた。
安倍首相は会見の冒頭で「首相の職を辞するべきだと決意した」と語った。また、辞任する決意をした理由に関連して「新たな首相の下で、テロとの戦いを目指すべきと判断した」と説明。さらに小沢一郎民主党代表との党首会談を実質的に断られ、大変に残念だとし「私が首相であることで、野党との話し合いが難しい状況になっている」と語った。
後任の自民党総裁選出や、国会での首相指名など政治的な手続きの行方を問われ、安倍首相は「政治空白を生まないよう早く次の総裁を決めてもらいたいと党幹部に指示した」と述べた。
安倍首相は、シドニーで前週末に行われたアジア太平洋経済閣僚会議(APEC)の首脳会議に出席し、終了後の記者会見で、インド洋上の海上自衛隊の給油継続に向け、「職を賭して」対応すると表明。週明け10日の衆参本会議で、所信表明演説をしたばかりだった。
野党側はきょう12日午後から衆院本会議で代表質問をする予定だったが、その直前に辞任を自民党幹部に伝えるという異例な事態となっていた。
[東京 12日 ロイター]
(07/09/12 15:50)
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