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『解体党文化』(博大出版社)

中国の発展には、共産党文化の解体が不可欠(2)

文:李 天笑

 【大紀元日本1月8日】

党文化の根本的特質

 党文化の根本的特質とは、何であろうか?党文化とは、どこまでいっても絶えず変化し、調整する文化系統であり、究極的な価値基準のないものだ。

 まず、西洋民主国家の文化体系と比較してみると、米国には27個の憲法修正案があるが、天が人権を賦与したということ、そして三権分立、報道の自由等の究極的価値は、変わることなく、終始一貫している。それは、「独立宣言」の中の原理「天が人権を賦与」に由来している。人権は剥奪してはならないものである。なぜなら、造物主、つまり天がこれを賦与したからである。政府の権力が存在するのは、天が賦与した人権を保護するためであって、一旦これを守れなくなったら、人民は天賦の権力を用いて、その政府を取り替えることができるのである。

 米国文化全体に、不変で、世俗を超越した最高の権力が存在する。それは即ち、造物主である。平たく言えば、所謂神だ。したがって、米国の大統領は、就任の宣誓式で、手を聖書の上に置き、こう言うのだ。「神が米国を祝福しますように」。神が大統領に授与した権力は不変であり、犯すことができず、彼自身がこの権利に違背したときは、人民はこれを取り替えることができる。

 共産党文化が、あらゆる伝統文化や自由民主的な文化と異なる点は、その価値観がコロコロ変わるという点である。それには何ら究極の価値はないのだ。例えば、江沢民に共産主義の理想があるかどうかと尋ねたとき、彼は若い頃はあったと答えた。言い換えれば、現在はないということであり、自分自身が変化しているのである。

 共産党は、早期には公有制を言っていたが、現在では私有制や物権法を言っている。毛沢東の「階級闘争」からケ小平の「白猫・黒猫」、江沢民の「三つの代表」、胡錦涛の「調和社会」まで、あれこれと、ころころ変わる。中国では、大多数の民衆のために利益を謀ると言ったかと思うと、豊かになれる人から先に豊かになれなどと言っている。これは、完全に矛盾ではないか?当時、ケ小平は改革開放の設計師である、と大々的に宣伝する一方で、別のページでは「石橋を叩いて渡る」と言っている。石橋を叩いて渡るということは、一体どうやって設計したのか分からない。完全に矛盾している。

 共産党は民主を説かないと言っている人がいるが、実際には、それは早くから民主を口にしていた。30年代には、こう言っていた。「われわれは、民主それ自体が一種の力であり、一切の富、一切の国防兵器は、民主と結合してはじめて、本当に強大な力となるということを見抜かなければならない」。

 さらには、民主を一段高いところに置き、こうも言っていた。「国民党は、中国が民主を実現するのは、数年後のことになると言っている。彼らは、中国人民の知識と教育程度が、西洋資本主義民主国家のように高くなってから、民主を実現することを望んでいるが、しかし、民主制度下でなら、教育と訓練程度をさらに容易に実現できるのだ」。これが言っていることは明白だ。当時の共産党は、民主を実行してこそ、人民の教育程度と生活水準、経済水準を高められると考えており、民主をことさらに提唱していたのだ。

 しかし、実際には、中共は政権を奪取して後、まったく本当の民主を実行していない。なぜ実行しなかったのか?原因は、二つある。一つには、根本的に民主を実行するつもりがなかったのかもしれない。もう一つには、経済水準が、その指導下では上がってこなかったからだ。これが中国の弁証法で、鹿を指して馬と言い、白黒をひっくり返すということだ。それは、独占経済を社会主義的自由経済と呼び、独裁専制を社会主義的民主と言っている。頭に別の言葉を加えて、後の言葉の定義を変えるのである。中共の党文化には究極的な価値はなく、根本的には嘘に嘘を塗りたくったものである。中共は、権力と利益のためなら手段を選ばず、根本的にはその政権には何ら合法性はないのである。

 (続く)

(翻訳・太玄)


 (編者注:本講演内容は李天笑氏個人の観点であり、必ずしも大紀元日本の観点を代表するものではない。)

(08/01/08 15:22)



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