【大紀元日本1月21日】最近の人口調査の報告によると、現在、中国の高齢化は年3・2%のペースで進んでおり、人口成長率の5倍となっている。今後数十年間において、人口の急速な高齢化により、中国の廉価な労働市場の優位性が失われ、これによって経済成長が抑制される可能性があると予想されている。
ロイターの報道によると、中国政府系のメディアは、国家老齢問題委員会(China National Committee on Aging)の調査報告を引用し、今世紀半ばにおいて、中国の低コスト労働市場の優位性は、人口の急速な高齢化によって失われる可能性があると報じた。
調査報告の指摘によると、中国の2006年における60歳以上の人口は1・49億人である。予測によると、2020年には2・48億人、2050年には4・37億人となる。なお、中国の現在の人口は13億人である。
また、中国においては現在、6人の労働者が1人の退職者を養っているが、2030年から2050年の間にこの比率が2:1に縮小される。
当委員会の副主任・閻慶春(Yan Qingchun)によると、中国の労働市場は、やがて最も深刻な負担に見舞われるという。特に、2030年以後、総人口に占める労働適齢人口の割合は次第に少なくなっていく。閻・副主任は、「労働年齢人口がますます減少する一方で、老人を養う圧力がますます大きくなる。生産力に重大な発展がなければ、経済は損害を受けることになるだろう」と述べている。
当委員会の数字によると、中国の人口高齢化は、毎年3・2%のペースで進んでおり、人口成長率の5倍となっている。厳格な一人っ子政策が、人口比率の深刻なアンバランスを加速しているのだ。
過去30年の経済改革を経て、中国は、廉価な労働力によって世界の工場となった。しかし、国有企業のリストラや社会保障体制の欠如により、改革は、中国の福利制度の瓦解をももたらした。
人口の高齢化により、中国はおそらく、巨額の資金を医療システムや関連のサービスに費やすことになる。調査報告によると、現在、農村地区における老人の半分以上が医療保険を全く有しておらず、退職給付金を受け取る者も5%に満たないという。
(翻訳・飛燕)
(08/01/21 09:23)
|