【大紀元日本2月9日】英国のチャールズ皇太子はこのほど、今年の北京五輪開会式および如何なる競技にも参加しないことを明らかにした。情報によると、中国政府の招待を断った理由として、チャールズ皇太子は「フリー・チベット・キャンペーン」を支持することを示したいからだという。
英紙「デイリー・テレグラフ」によると、チャールズ皇太子はこの決定をした理由を言明しておらず、中国側から正式の招待を受けたかも明らかにしていないという。しかし、チャールズ皇太子の側近秘書クリブ・アルデルトン氏は、「フリー・チベット・キャンペーン」に宛てた手紙の中で、「ご存知のように、皇太子殿下はチベットの事情に強い関心を持っており、多くの機会でダライ・ラマと面会できたことを喜んでいる」と示し、「チャールズ皇太子は2008年北京五輪の開会式には参加しない」と明らかにした。また、チャールズ皇太子のほかの側近によると、皇太子は北京五輪の開会式には参加しないし、いかなる競技も観覧しないという。
「フリー・チベット・キャンペーン」側は皇太子の決定を歓迎し、各界指導者に対して五輪に参加しないように呼びかけながら、中国共産党(中共)の政策に対して抗議を示した。
「フリー・チベット・キャンペーン」スポークスマンは、「中共は五輪開催権を取得してから、チベットおよび中国の人権が悪化したことを非難すべきだ。このままでは、今回の五輪は恥じる五輪になることを意味する」と強調した。
一方、駐英中国大使・傅瑩氏は昨年就任してから、中国に対して批判的であるチャールズ皇太子が五輪に参加するよう働きかけてきたが、失敗に終わった。
チャールズ皇太子はこれまで、北京との関係については冷ややかだった。1997年、香港返還時政権交代式典の前後にチャールズ皇太子の日記が流れ出て、皇太子は中共上層部指導者を「老朽した蝋人形だ」と記していることが明らかになった。
これと反対に、チャールズ皇太子はチベット亡命政府最高指導者のダライ・ラマとは親交があり、2002年、チベット・ラサで迫害を受けて亡命した2人の尼僧とクラウレンス宮で面会した。
チャールズ皇太子の側近からの情報では、皇太子は五輪に参加しないが、中国に対する興味は変わらないとし、皇太子の名目下の慈善団体がすでに中国と協力し、一部の地区において建て直し項目を実行していると明らかにした。
一方、少し前に訪中した英国のブラウン首相は訪中時、中共指導層に対してほとんど人権問題に触れず、その上、五輪開催式典に参加する意向を示した。
中共政権がスーダン軍政府へ支援したため、ダルフールの大虐殺事件が発生し、国際社会で北京五輪開催について疑義を抱くようになった。米女優ミア・ファローは、北京五輪を「虐殺オリンピック」と非難した。
そのほかに、中共政権が法輪功(ファールンゴン)学習者を対象に臓器狩りを行っている犯罪行為が国際社会に明らかにされたことから、「北京五輪は、人道に反する罪と同時に存在してはならない」を主旨に、人権聖火リレー活動が行われ、ますます多くの人が中共政権の暴行に対して理解し、北京五輪開催を疑問視するようになった。
(記者・周成、翻訳/編集・余靜)
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