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ペトログラスの作業員らと握手するルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領=2008年4月3日、ブラジル南部のリオ・グランデの採掘現場で(JEFFERSON BERNARDES/AFP/Getty Images)

ブラジル、世界第3位埋蔵量を誇る新油田を発見  

 【大紀元日本4月18日】ブラジル政府は4月14日、ブラジル国営石油会社ペトロブラス(Petrobras)がブラジル南西沖の海底で推定埋蔵量330億バレルの巨大油田を発見したと発表した。同社は昨年11月、推定埋蔵量80億バレルのツピ(Tupi)油田も発見した。

 ブラジル石油監督庁のハロルド・リマ(Haroldo Lima)長官は、国営石油会社ペトロブラスとイギリスのBGグループ及びスペインのレプソル(Repsol)石油会社との共同探査チームがカリオカ(Carioca)地区で同油田を発見したと述べた。同長官は「新油田は世界第3位の埋蔵量を持ち、過去30年間で最大級の発見となる可能性がある」と示した。また、新油田の埋蔵量は昨年発見されたツピ油田の5倍を越える可能性もあるという。

 一方、リマ長官の発表を受け、ブラジルが石油輸出国機関(OPEC)諸国と匹敵する石油生産大国となる可能性が高まり、国際為替市場では、リアルの対ドルで大幅に上昇し、またサンパウロ証言取引所では国営石油会社ペトロブラスの株価は約8%上昇したという。

 新油田の発見で 中南米権力配分構図が変わるか

 スペインの「El Pais」報は16日付けの社説の中で、「ブラジルは、新油田の発見で、中南米のサウジアラビアになるのではないか」と示した。

 同社説は、メキシコ及びベネズエラの石油生産量が減少している中で、新油田の発見はブラジルだけではなく、中南米全体に大きな影響を及ぼし、さらにこれにより世界の権力配分構図が変わるだろう、とした。また、ブラジルは国土面積、人口及び軍事力の面において、中南米諸国において強国となっており、同時にブルックス(BRICs、経済発展が著しいブラジル、ロシア、インド及び中国の4カ国の総称)の一つで、国際社会における地位は無視できないため、将来世界石油輸出大国となれば、その重要性はますます発揮される、と評論した。

 
(翻訳・編集/張 哲)


 (08/04/18 08:15)  





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