【大紀元日本7月29日】7月28日現地時間午後8時半ごろ、雲南省昆明市でバスのエンジンが爆発した。雲南省政府は、事故原因は機械故障によるものであるとしている。また中国大陸メディアも具体的な死傷者等の状況を伝えていない。
これはわずか1週間に昆明市公共バスで起きた3度目の爆発事件である。先日「トルキスタン・イスラム党」組織により2度のバス爆発事件と五輪期間に多くの攻撃事件を起こすとの声明が発表された。しかし中国政府側は爆発とテロ攻撃の関連性を否定し続けている。
*K2公共バスのエンジンが爆発
国営新華社によると、28日午後8時半ごろ、昆明市人民路付近で公共バスの爆発事故が発生したが死傷者の状況は伝えられていない。昆明市公安局の広報は、これはバスの機械故障によるものとし、爆破事件ではないと伝えている。
しかし現地で生活する新報記者は現場に配置された関連部門職員から、初期調査を経て、バスの後部にあるエンジン部分で爆発が発生したが原因は不明であると見ているという。
中新網によると現場にいた民衆がこのバスが海源中路と人民西路の交差点付近のバス停に到着した時、大きな音が聞こえ、その後、十数人の乗客が車両から降りてきた。警察により現場はすぐさま封鎖され、消防、救急などの車両が現場に急行した。
バスの爆発音で一時は混乱が生じた。昆明市民には「54路バスが雲南テレビ局駅で30分前に爆発事故を起こした。遠方へ出かける際は安全に注意するよう」という呼びかけが行われた。
*バスの中で自殺未遂
爆発の5時間前、28日午後3時半ごろ、昆明64路バスが王旗営終点に着いた時、ある昆明尋甸籍の出稼ぎ労働者がガソリンの入った容器とライターを手に自殺を宣言した。幸いなことに最終的にはバスの運転手に説得され事なきを得た。
警察によると、短い対峙後この男性は乗客全員の下車を要求した。その後、バス運転手に説得されたという。「この男性は賃金が払われないことが原因で焼身自殺を思い付いた。バスの中で焼身自殺することを宣言しただけで過激な行動は起こさなかった」と警察側は説明している。現在この男性は警察署で取り調べを受けている。 | | 7月21日のバス爆発事件現場 |
*頻発する爆発事件に当局は緊張
7月21日、昆明では連続してバス爆発事件が発生し2人の死者と14人の負傷者が出ている。警察は人為的破壊と認識しているが、テロ攻撃との関連性は否定している。
27日晩、雲南省は「雲南省消防特勤部隊五輪反テロ実践演習」を行い、全省消防特別部隊を集め、演習を行い突発テロ攻撃事件に対する対応処置を強化した。
中国政府に属する北京五輪研究センターは、五輪に費やした費用は2900億人民元(およそ420億米ドル)、その中で安全対策費は31億元と推定している。しかし外部の推測では実際の額はこれよりも上回っているとされている。北京当局は全市民の力を動員して五輪の安全確保をすると伝えており、北京は80万人の軍警察、150万人の安全保護、さらに多くの赤い腕章をつけた志願保安者も投入しているが、五輪前に頻発する爆発事故が人々に不安を投げかけている。
(翻訳・坂本)
(08/07/29 23:45)
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