【大紀元日本7月30日】7月20日午後10時半ごろ、河北省元氏県のある化学製品工場のパイプラインから塩素が漏れ出し、百人余りが死傷した。これらの人々は県中病院、県病院、文化路の双惠病院でそれぞれ救急治療を受けていたが、翌日、病院が患者であふれたため重症者は石家庄の病院に移動されたという。
ネットユーザーの投稿によると、病院に運ばれた負傷者の数は県病院が80人以上、県中病院が40人以上、双惠病院が数十人で死亡者の数は十数人。化学製品工場の所在地は107および京広鉄道の路線から100mほどの場所。北京五輪開催で操業が自粛される工場が多い中、元氏県のこの化学製品企業の工場は運転を続けており、一部の比較的大きな化学工場ではどこも停止してはいなかったという。
ネット上ではこの事故に関連した情報がすべて削除されており、現地の新聞社「燕趙都市報」も報道していない。ネットユーザーのcem4532は「私は元氏の住民で、事故があった化学製品工場からは4、5kmしか離れていないのに昨日(25日)やっとこの事故を知った。政府が情報を封鎖したから状況を知りたいのになぜネット上の情報を削除するのか」と抗議している。
元氏県の経済は化学製品工場に大きく頼っており、投稿によると、ある工場の汚水は地表には排出されていないが直接地下に排出されている。付近の飲用水源が汚染される事が何年も続いている状況だ。現在、飲用水は地下400mから取水されている。
ネットユーザー“無名狂天”は「これらの工場が少なくとも県政府のある町から遠くへ移転することを希望する。我々の県が貧しくても化学工業に頼って富を得ようとするならば、毒を飲んで渇きをいやすのと同じだ」と考えており、またあるユーザーは「悲しいことだ。50年後、私たちの子や孫たちは水を飲めるのだろうか」という言葉を寄せている。
元氏県の化学工業の本工場はこの県最大の汚染源だと、あるネットユーザーが伝えている。「私たちの県は畑に何か植えることも、地下水を飲む事も出来ない。3000万の元氏県住民はみな汚水処理をしっかりすることに尽きるということを知っている」。
「私の県にある化学工場の状況は皆に知れ渡っている。もし元氏県の状況を重視出来ないならば、恐らく50年後、我々は歴史の罪人となってしまうだろう」。
「工場の排出源は我々の村である。この点は私が証言することができ、大きな管は直接地下を通っている」。
「本当に指導層の思考は分かり易い。財政が永遠に第一なのだ。一般民衆は違う。汚染は我々の利益を奪い、我々の指導層を次第に変質させていった」。
「もし化学製品工場の汚染がないのなら、なぜ市街地にある化学製品工場が県郊外に移転させられたのか。今年のグリーンオリンピック期間のために化学工業の企業が運転停止する必要があったのか」。
調査によると、化学工業企業は長い間元氏県の財政と人々の生活に立ちはだかる厄介な問題であり、多くの市民が汚染のために子孫が水を飲めず、作物を育てる事が出来る田畑が無くなることを心配しているという。化学製品工場720の塩素漏れ事件の発生により、化学工業企業は枕もとにある火薬桶だと市民は考えている。
「南佐鎮の北佐村には質の悪いセメント生産工場があり、現在すでに生産停止した慧王セメント有限公司を偽称している。技術監督局の指導層が何を考えているのかは分からないが、このような企業を取り締らないのだから終わりだ。陰で糸を引くのと殺人に何の区別があるのだろうか。貧しくて気が狂ったのか、卑しい」と、あるネットユーザーは訴えている。
(記者・岳芸、翻訳・坂本)
(08/07/30 06:37)
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