【大紀元日本8月2日】日本でもお馴染みの「徳」という文字は、中国語の「コ」(“心”の上に、“一”がある)に由来する。道徳、徳の高い人、というようによく使われる。「コ」のぎょうにんべん「彳」は、歩行、脚という象形文字に由来する。人の正しい歩み、行いなどの意味合いを含む。
右側は、4つの文字“十目一心”からなり、“一”は、陰陽の働きによって世界が分けられ、宇宙が創造される前の混沌としたひとつの世界を表している。
“十”は、“完全、完璧”という意味合いを持ち、また完璧な生命として“神”を表す。従って、“十目一心”は、“神が人の心を見ている”という意味を内包している。
古代中国では、人々の間で「徳を積む」という言い方があった。道徳を守り、行いが善い人は「徳」が高く、それが即ち死後の行き先を決めるという考え方である。人間の一生の中で、その行いがよければ、多くの徳を積み、来世はよい人生が待っているが、その行いが悪ければ来世はつらい人生になると信じられていた。
この「コ」という文字から、仏教や道教の思想がいかに中国文化に影響を与えていたかが窺える。
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