【大紀元日本8月22日】「魏京生基金会」(米国)によると、フランス・ナンテス市を訪問中のチベット精神指導者ダライ・ラマ14世は8月17日、「中国民主運動海外聯席会議」の魏京生・主席、中国人権に長期にわたり関心を寄せているフランスの漢学専門家マリー・ホルズマン氏を含む、民主運動パリ会議に参加した欧・米・豪州等各国、地区民主運動代表らを招き、中国の将来およびチベット問題について話し合った。30分の予定だった会談はおよそ70分に及んだ。 | | 民主運動家やウイグル族人権活動家と握手するダライ・ラマ(大紀元) |
 | | 魏京生氏と会談するダライ・ラマ(大紀元) |
*民族統一民主戦線を建設
ダライ・ラマは初めから、漢・チベット両民族は団結すべきだとし、常に戦ったりすることはまったく互いにとってメリットのないことだと強調した。ダライ・ラマは、政府はどうであれ、民間において、漢族、チベット族およびウイグル族は平和的かつ友好的でなければならないと主張した。ダライ・ラマは、今年3月にチベットの弾圧事件発生後、それぞれの民族に対して、各民族が共に調和の取れる自由を求める統一した民主戦線の建設を提案したと話した。
これに対して、民主陣線の王国興・主席およびキリスト教伝道師の張健氏は、中国人民はダライ・ラマおよびチベット問題に関する中国語の真相資料を読む機会が少なく、殆んど中国共産党(中共)が作成した誹謗中傷の虚偽のものだと説明し、そのために、ダライ・ラマに今の若者が犯した過ちを許すように求めた。両氏は真相を知っている人々はダライ・ラマの平和理念を支持し尊敬していると示した。
*中共、原子爆弾あるが、道徳はない
ダライ・ラマは道徳および信仰が人類社会に幸福、調和、平和をもたらす重要性を特に強調した。ダライ・ラマは、中共は経済、原子爆弾、科学技術はあるが、道徳に欠けているとし、自分は今後、中国における道徳および信仰の再建に尽力するとし、それが自分にとってもっとも行ないたいことだと示した。
ダライ・ラマは、実際の状況を知ることが重要であるとし、中共の宣伝は人民の目をくらませるが、人々の心の中では分かっていると示した。ダライ・ラマは、亡命政府は10万人しか管轄下にいないが、代表は必ず民衆が選び出した人でなければならない制度があると強調した。一方、中国13億人は9人(国務院の構成メンバー、いわゆる中国政府)に制御され踏み潰されていると指摘した。
ダライ・ラマは、共産党はすでに一党独裁であり、それに経済的資本主義を加えられたことから、長く維持することは難しいと示した。ダライ・ラマは8月13日にパリで開かれた記者会見でも同様な意見を示した。ダライ・ラマは、共産党はすでに耳がよく聞こえなくなり、目もよく見えなくなっていることから、もうすぐ定年だとほのめかした。
*ダライ・ラマ、3つの実行したいこと
ダライ・ラマは会談終了前に自ら実行したい3つのことを明らかにした。第一.基本的人道価値を提唱する。なぜなら、個人・家庭の幸せはこれと密接に関連しているからだとした。これは、金銭と教育が十分であっても不足だとし、内面的な価値観が必要だと強調した。
第二.各種宗教間において寛容、調和を提唱する。ダライ・ラマは、すべての宗教は敬い、友愛、助け合いを提唱していることから、異なる宗教の間に紛争があるとはもっとも悲しいことだとし、宗教間は調和と平和を促進したいとし、一生をかけてやり遂げると意気込みを見せた。
第三.ダライ・ラマは、チベットの人民は自分を信頼していることから、重大な責任を負っている。しかし、01年に亡命政府は選挙制度を打ち立てたから、半定年状態が続いているが、近いうちに完全に定年退職したいと語った。
ダライ・ラマおよび民主活動家らは、今回の会談内容をいち早く沢山の華人に知らせ、チベットの本当の状況を知ってもらうことで意見が一致した。
ダライ・ラマは会談終了時にそれぞれに吉祥を表す「ハダ」(※)を贈り、記念写真撮影した。
(※)…「ハダ」は、チベット族や一部のモンゴル族が仏に供えたり、尊敬のしるしとして人に贈る。赤・白・黄・藍などの帯状の絹布。
(翻訳/編集・余靜)
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